過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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974:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/18(木) 21:20:54.26 ID:X6RlITkSO

空蝉『負けるわけにはいかない!!』


分身『往生際ガ悪―― ナニ!?』ガクン!


突如、黒き神が膝から崩れ落ちる。


 ズウゥン……


分身『ナ、何故ダ! 体ガ! 体ガ動カヌ!!』

空蝉『おおおおおおおおおッ!!!』ブンッ

分身『ゲブェアッ!!』  ズジャァッ! ザザザッ!!


……分身の動きは『止まっていた』。


ゴロー『……チャンスが来た』ズン


弐神を懸命に追った所為だろう。塗装が剥げ、
元の朱と黒にゴローのアベル・カムルは戻っている。


分身『……“偽リ”。汝ハ何ヲ知ッテイル。
    我ニ何ガ起コッタ…… 答エヨ』


その疑問に応えたのは、彼ではなかった。


 『今のお父様は、昔のお父様じゃない』


ばさり、ばさり。羽音が炎を切り開く。



分身『――――“ムツミ”!』


ムツミ『……お父様は、ずっとあの子の事を考えてる』スッ

    『私は、選ばれない。選んで貰えない……』


空蝉『お前は…カミュか?』


ムツミ『……もう一人のお父様は、私の事を覚えていない』

    『あの子の側にずっと居たから……』


分身『ムツミ……我ガ娘ヨ。我ヲ助――』



ムツミ『 イ ヤ 』



分身『――ナンダト?』


ムツミ『さっきのお父様達のやり取りで判った
     ……お父様は、ムツミの事を都合良く使ってるだけ』

    『お父様の心に、ムツミは居ないの…… あの子が居るから』


ゴロー『ムツミ〜。他の人達はどこに転移させた〜?』


ムツミ『“箱庭”に置いてきた。作戦の邪魔だったから』


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