過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その40
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163: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2012/07/06(金) 17:45:44.66 ID:XcNR2WSXo
 思いもよらない展開にネクロマンサーは心躍っていた。

 サタンへの道、既に誰かがこの地を訪れるであろう推測はしていた。

 そしてそれが、かつてサタンと戦った者達、即ち、再来の連中である事も。

 それに加え同門の存在。そんな数奇な、因縁めいた戦いに心躍っていた。

 召喚獣フェニックスの攻撃。並大抵のものならば一瞬で灰と化すであろう炎。

 不死のネクロマンサーにはこれといった手ごたえはまだない。直撃もない。

 召喚獣による特殊な炎は対象者だけを焼き尽くす。故に、森は現存のままだ。

 同門が森の木々をも焼けと命じ、攻撃対象に転じれば、周囲は火の海であろう。

 しかしそれがない。そこにネクロマンサーは付け入る隙を見つけた。

 この朱雀召喚士は自分しか見ていないと。つまり自分以外を攻撃対象としていないと。

 サタンを前に無駄な魔力はこれ以上消費したくはない。ネクロマンサーは今の気持ちだ。

 不死と言えど回復には魔力を消費する。地獄へ行く前に枯渇しては話にならない。

 ネクロマンサーは一計を案じる事を企て、それを実行に移す事とした。

 己の人形に強く命じた。攻撃対象を変更しろ、と。

ネクロマンサー「ククッ、これ以上はもう良いでしょう。遊びは終わりです」


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