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2012/07/07(土) 00:18:43.45 ID:te0lhLqD0
校門にて
栗生「あら橘君? いつも遅刻するか、ぎりぎりのどっちかのあなたがこんな早い時間に登校なんて珍しいわね。」
※補足:このアマガミの世界観ではキミキスの一部のキャラが橘さんと同年代で出てきます。
橘「まあ、たまには早く来ることもいいかなって思って」
栗生「いいかなじゃなくて、普通時間に余裕を持って登校するのが常識なのよ。あら、橘君の妹さんと絢辻さんも一緒じゃない」
美也「おはようなのだ〜」
黒辻「おはよう」
栗生「おはようお二人さん。妹さんはともかく絢辻さんも一緒に来てたのね」
黒辻「まあ、同じ家から一緒に来たからね」
栗生「なーんだ。それなら不思議じゃない…ってえぇぇぇーーーー!」
橘「黒辻さん! それはストレートに言い過ぎだよ」
栗生「不潔よ! 橘君と絢辻さんには後で風紀委員室に来てもらうわ」
黒辻「別にやましいことなんかしてないわ。美也が証人よ。それと風紀委員が学校の外に関することまでちょっかいは出さないでくれないかしら」
栗生「良くないわよ絢辻さん! あなた達は学校の中でいかがわしい男女の付き合いをしてるって噂があるのよ! そこの橘くんは変態で有名だし、社会に出てたらわいせつ行為で数え切れないくらい逮捕されててもおかしくないのよ! 男女二人の高校生が一緒に住んでるなんて周りに知れたらあなたの評判、品位が下がるのよ!」
美也(にいに…みゃーはにいにの妹としてこれ程恥ずかしく思ったことはないよ…)
黒辻「私のことはあんたに関係ないわ。評判、品位なんて周りの人間が勝手につけたような評価を気にすることの方が、私にとってくだらないわ。話は終わりよ。それじゃ」
栗生「あ、待ちなさい」
橘(黒辻さん、行っちゃた。以前の絢辻さんはあれ程周りを気にして学校生活を送ってたのに)
栗生「妹さん、橘くんと絢辻さんは本当に何もしていないのね?」
美也「あ、はい。ちゃんと止めました。」
栗生「止・め・た〜?」
橘「あ、それはその」
栗生「ま、いいわ。確かにあなたたちが学校の外で何をしようとしなくても止める権利はないわ」
橘(ホッ 助かった)
「じゃあ栗生さん。僕たちももう行くね」
栗生「あ、待って! もう一つ聞きたいことがあるの!」
橘「何?」
栗生「昨日の夜、あなた達の家の周辺で何か変わったことはなかったかしら?」
橘「僕の家の周辺で? うーん、寝るとき犬が五月蝿かったくらいかな」
美也「そういえば、みゃーも五月蝿くて最初なかなか寝付けなかったよ」
栗生「!! ありがとう。引き止めてごめんね。もう行っていいわ」
橘「あ、うん」
橘(どうして昨夜の僕の家の周りのことをを栗生さんは聞いてきたんだろ? 何かあったのかな? そういえば犬が五月蝿いだけでなくて、昨日、僕の部屋に来た絢辻さんが)
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絢辻「何だか怖くて眠れなくて。外から犬の鳴き声と・・・女の人の悲鳴が聞こえた気がするの」
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橘(って、言ってたっけ。昨日の夜、僕の家の周りで何かあったのかな?)
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