過去ログ - 神浄「ヤンデレデレなフィアンマを、安価で心から愛し続ける」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/07/03(火) 08:11:20.89 ID:QA/w+YgAO
《
>>19
様 お早うございます。フィアンマさんより神浄さんの方がヤンデレになっている気がしました》
とある病院の、とある個室にて。
上条は退屈という名の毒に侵されていた。
外は雨が降っており、見舞客は居ない。
上条「…ゲームがお釈迦にならなきゃなぁ…」
他人は責めないが、自分の行動については、もう過ぎた事を愚痴るのがこの上条当麻という少年である。
そんな上条の耳に、ガラガラと、個室扉の開閉音を装った福音の音色が届いた。
フィアンマ「…元気そうだな」
上条「割と、な」
フィアンマ「まだまだ入院生活は続くぞ」
上条「…不幸…いや、フィアンマが見舞いに来てくれれば不幸じゃねぇな」
フィアンマ「そうか。食事の差し入れについては『油っ気の無いモノ』なら良いと言われた、故に林檎を買ってきたのだが、食べるか?」
上条「あ、食べる食べる」
フィアンマが義手である右腕に抱えていた紙袋の中身は林檎だったのか、と上条は目を輝かせる。丁度、退屈を助長する病院食特有の淡泊さに飽き飽きしていたところなのだ。
フィアンマはベッド脇見舞い客用のパイプ椅子に腰掛け、紙袋の中から丸いものを取り出す。
甘くて、美味しい―――梨。
フィアンマ「…ん? 林檎を買おうとスーパーマーケットに入った事は覚えているのだが」
上条「何で林檎買おうとしたら梨になるんだよ!」
フィアンマ「何故だろうな。気付いたら梨になっていたんだ、仕方あるまい」
妥協しろ、などと開き直りつつ用意の良い事に紙皿を食事用簡易テーブルに置き、フィアンマは持参した果物ナイフで丁寧に梨の皮を剥いていく。無くなった右腕の代わりに(婚約指輪の如く)上条がくれたフィアンマの義手は、もう既にだいぶ使いこなせているようだ。
何の面白みも無い4つに切られた梨といえど、上条にとってそんな事はどうでも良く、フィアンマが剥いてくれたという事に意味がある訳で。
手で一つ摘み、上条の口元へフィアンマが所謂"あーん"、をしたところで、部屋扉がノックされる。
見舞い客(禁書キャラ名)>>+2
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