13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/07/04(水) 22:03:05.48 ID:2JhsMVSq0
小鷹「そ、そんなことはないんじゃないか。年中誰でもウェルカムみたいな所だって少なからずあるだろうさ」
ハルヒ「表向きだけでしょ。それとも何? 『人数が足りなくて大会に出られません』って事態になるくらいスポーツ系
が弱い学校なの?」
小鷹「甲子園の予選で50−0とかになってるあれか……。確かにミッション系のスクールであんまり運動部は有名じゃ
ないけど、他の部活に助っ人を頼みに行くほど困窮はしてないみたいだぞ」
ハルヒ「じゃあ無理じゃん。あーあバイトでもしてみよっかなぁ……。あたし前の学校じゃちょっとしたサークルの
団長をしてたのよ。夏休みに日雇いとかでやったことはあるんだけどちゃんとシフト組んでってのは経験ない
のよね。学校も環境も変わるんだから生活も変えてみようかなって、今少し考えてるわ」
小鷹「確かにバイトもいいけどな。社会勉強にもなるし。で、でもほら。やっぱ高校生は一生で今だけなんだから今し
かできないことをやらないか? 部活とか、部活とか」
ハルヒ「三流の少年漫画みたいなセリフね。あとやたらと部活推してるけどそんなに面白いところがあるの? そこまで
言うんなら何か紹介してみなさいよ」
小鷹「! よしわかった。俺が今所属してるとこなんだけどさ―――」
*
五分後。
ひとしきり語って、プレゼンテーションをなんとか無事に終えた新入社員のような顔をする小鷹に対して、ハルヒは
なんとも言えない微妙な表情だった。
彼女がそんな表情をしている理由は簡単で、小鷹が熱弁してくれた隣人部とかいう謎の団体の活動内容にある。
映画作り、花火大会、プール、カラオケ―――。
聞きながら、これ大学のチャラい飲みサークルと変わらないんじゃないの? と思い始めたところで彼女は気づいて
しまったのだ。
SOS団(自分たち)も、実質的には同じような事しかしてこなかったではないか、と。
ハルヒ「……、ねぇ羽瀬川」
小鷹「ん、何だ?」
ハルヒ「アンタたち、隣人部、だっけ? 立ち上げの書類出す提出する時に『部活動の目的、内容』とかって何て書いた
の?」
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