過去ログ - 男兵「女勇者が女ばかり仲間にしたがる……レズなのか?」
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[saga sage]
2013/01/23(水) 18:38:28.62 ID:S505tK/DO
魔法使い「……凍結……地を這う極寒……汝の体を封じる!!」
カチカチカチカチ……!!(地面が凍っていった)
ミドリ「!?あ、足が……地面ごと凍った……!?」
魔法使い「とりあえず、動きを封じました。」
吸血姫「ついでに体も吹き飛ばしちゃえばいいんじゃない?」
男兵「いやいや、このまま尋問といくか……」ニヤリ
ミドリ「……馬鹿にしないでください。こんな氷……っ!!」バキッ!!!
カチカチカチ(氷に突き立てた拳ごと、ミドリの腕が凍った)
ミドリ「!?……これは…」
魔法使い「氷の侵食魔法です。氷に触れたものは、たちまち凍ります。」
ミドリ「……やられました………」
吸血姫「随分素直に負けを認めたわね。」
男兵「……囮だからな。魔王を逃がす為の……」
魔法使い「……え?」
男兵「さっきあそこにいた冴えない兄ちゃんが魔王なんだろ?ガキんちょ。」
ミドリ「……知りません。」
男兵「つまり、このガキは魔王を逃がす為に俺と交戦して時間稼ぎしてたんだよ。
全く、こっちは遊ばれた気がして腹立たしいよ。」
吸血姫「魔王を目の前にして逃がすだなんて、勇者が聞いたら飽きれますわよ?」
男兵「………。意外とガキんちょが強くて……」
ミドリ「ガキんちょじゃないです!私の名前はミドリです!」
男兵「あ、そう。
ま、とりあえず、ミドリさん。痛い目にあいたくなかったら、黙秘権は乱用しないことだな。」
ミドリ「……無駄です。私は何も喋りません。」
吸血姫「あら、意外と手強い相手のようね。」
男兵「……。魔法使い、とりあえず雷魔法を……」
魔法使い「こ、こんな子供に…?」
男兵「大丈夫大丈夫。剣で斬り付けても弾きかえす身体なんだ。雷撃一発ぐらい大したことないだろ。」
魔法使い「で、でも……」
ミドリ「無駄です。私の体に雷撃なんて無意味です。
拷問で私が口を割るとは思わないでください!」
男兵「……こんな時に、あの変態勇者が居たらな……」
吸血姫「あら、あなたが勇者の事を頼るだなんて……。やっぱり勇者の事が……?」
男兵「別に。道具の意外な使い道に気付いて、捨てたのを後悔してるだけだよ。」
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