241:猫宮[saga]
2013/03/21(木) 00:38:31.91 ID:e1yl2rJs0
「勿論だよ!
好きじゃなきゃ、あんなに一緒に練習してないよ!」
「そう……、そうなんだ……!
じゃあ、私、ずっとずっと続けて、もっともっと上手くならなきゃいけないよね。
これからも……、高校生になってからも練習頑張るよ……!
だから、そっちもお医者さんになる勉強、頑張ってよね……!」
「うんっ!」
「高校で学園祭でライブやるかもだから、ちゃんと見に来てよ?」
「あはっ、勿論だよ!
勉強が忙しいって言っても、梓の晴れ舞台くらいは絶対見に行くから!
……って、梓、クラブに入る予定なんだ?」
「……うん、高校に入ったら部で練習するのも悪くないと思うんだ。
もしかしたら、私よりずっと上手い人が居るかもしれないし、
その人と一緒に練習出来たら、もっと音楽を好きになれるかもしれないもんね」
「きっと高校には凄い人が居るよー?
挫けないでよ、梓ー?」
「意地悪言わないでよ……。
だけど、挫けそうでも、私、頑張るから!」
「その意気だよ、梓。
ところでさ、どの部に入るの?
吹奏楽部……は流石に違うよね、ギターじゃないし。
ジャズ部とか?」
「桜高にはジャズ部じゃなくてジャズ研があったはずだから、それもいいかもだけど……。
でもね、ちょっと軽音楽部もいいかなって思い始めてるんだよね」
「軽音楽部?
そりゃまた意外なチョイスだねー。
どうしたの?
オープンキャンパスでカッコイイ先輩でも居たっけ?」
「ううん、そういうわけじゃないんだけど……、
私ももっと視野を広げた方がいいかもって思うんだ。
ジャズに限らず、今まで練習してきた曲に限らず、
もっと色んなジャンルの音楽を知りたくなったんだよ。
どうしてなのかは私にもよく分からないんだけどね……。
でも、その可能性の一つとして、軽音楽部に入部するって選択肢もありかなって思うの」
「ほへー、あのお固い梓が柔らかくなったもんだよねー」
「そ……、そう?
私ってそんなに固かった?」
「真面目って事だよ。
だけど、色んな選択肢を柔軟に考えるってのはありだよね。
何でも頭を柔らかくして考えなくちゃ。
でも、まだまだ考え方が固いよ、梓」
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