8:オレグ
2012/07/17(火) 17:37:10.98 ID:M5Jv8aDAO
山童｢あ、僕が出ます｣
一目連｢悪いな｣
山童｢誰…！？｣
夜神月｢こんにちは｣
そう、夜神月である
鬼達と一緒に殺されたのかと思われていた男の帰還に山童は驚くと同時に連れてきた相手に驚愕した
昨日から行方が分からなかったあいの祖母が血まみれで立っていたのである
おばあちゃん｢…｣
夜神月｢チャイを呼べおばあちゃんが死んでしまうぞ｣
補足しておくと地獄には本家地獄と擬似地獄というものがある
地獄少女のセカイは擬似地獄にあたるために死の概念がある
山童｢わ、解りました｣
山童は仕方なくチャイをよぶことにした
賢明なる判断である
山童｢センセイ｣
チャイ｢どうした？山童君｣
この時、チャイは山童の焦ったかのような瞳孔の動きを見逃さなかった
チャイ｢あ…わかった玄関口に行くよ｣
山童｢え！？｣
山童は驚いたまさかあんなに空気をクラッシュさせるチャイが顔を見ただけで状況を把握したのだ…と思わせるぐらいの雰囲気を漂わせていた
周りは急に変わったチャイの雰囲気に息を飲むしか無かった
チャイ｢さてさて、俺の出番かな…ヒヒヒ｣不気味な笑顔で口笛を吹きながら玄関口に行った
夜神月は驚愕した
夜神月(周りのあれは何なんだ…)
チャイの周りは完全なる闇に覆い尽くされていた
一歩ずつ一歩ずつ…
ゆっくり近づいてくるチャイに完全に根負けした月は怯えながら話し掛けた
夜神月｢お前の背後はどうなってるんだ？｣チャイ｢ご覧とおりの闇です｣
笑いながら応える
バン！
銃撃されたチャイであったが笑いながら
ホルスターからUSPコンパクトを取り出し
月の頭を撃ち抜いた
ドン！後頭部から脳みそが飛び出した
銃声を聞き付けあい達が様子を見てみるとチャイがあいの祖母を抱えてこちらに向かっていることと
その背後で夜神月の死骸が転がっていた
どういう状況なのか理解に苦しむあい達を見てチャイは微笑みながらこう言った
チャイ｢おばあちゃんは無事だけどゴミが増えちゃったねゴメンね｣と…第一章 完
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