31:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 21:56:30.86 ID:CSXsXLkAO
P「それで? 別に腹が減ったからってのが訪問の理由じゃないだろ? なんの用だ?」
貴音「この如月千早が、黒井社長から取り上げられた歌を取り戻して欲しいのです」モグモグ
P「黒井社長から?」
32:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 21:58:45.03 ID:CSXsXLkAO
P「彼女の名前は、如月千早。961プロ所属のアイドル候補生です」
伊織「この娘が挑戦者? 大丈夫なの?」
P「大会ではありませんが、あの貴音と互角の実力を有している所を見ました」
33:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:01:02.25 ID:CSXsXLkAO
フードファイト当日
水瀬総合食品フーズビル地下
千早「ごめんなさい、四条さん。こんな事になってしまって」
34:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:03:29.43 ID:CSXsXLkAO
伊織「ふふ。本場アメリカ製の、一級品よ。ただし、クラッカーは何もつけずに食べること」
貴音「味変は無し、ですか」※味変:調味料等で味を変える事
伊織「じゃあ始めるわよ……ファイト!」
35:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:05:43.49 ID:CSXsXLkAO
P「……いずれにしても、さして美味しくない物を延々と食べるのはあの貴音でも苦痛でしょう。しかし」
伊織「千早は、食べることに対して興味が無い。無いからこそ、延々とでも食べ続けられる。にししっ! 最高ね」
サクサクサクサクサク サクサクサクサクサク
36:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:07:15.61 ID:CSXsXLkAO
P「ですが、これ以上無いぐらいに正確です。あのままペースを崩さず最後まで食べられれば、千早の勝ちでしょう」
P(どうした貴音。それじゃあ勝てないぞ。いいのか? それで)
1R終了
37:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:10:08.29 ID:CSXsXLkAO
2R開始
相変わらず千早は、動作もペースも変わらない。
5秒に1枚のクラッカーを食べ、水を一口。
38:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:12:26.68 ID:CSXsXLkAO
P「嬉しそうですね」
伊織「当たり前じゃない。私は貴音を許さないわ! あんな事をしておいて……絶対にフードファイトで貴音を負かしてやるんだから!」
P「?」
39:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:14:31.52 ID:CSXsXLkAO
千早「り、両手に2枚という事は、今までより2……じゃなくて4倍? いいえ、速度も上げてるから、ええと……ええと」
伊織「なにしてるのよ! 手が止まってるじゃない!!」
P「千早! 気にするな!! 惑わされるな、ペースを維持するんだ!!!」
40:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:19:01.17 ID:CSXsXLkAO
見る影もない、千早のペース。
心理的動揺が、明らかに影響している。
そして。
41:Swing ◆VHvaOH2b6w[saga]
2012/07/09(月) 22:31:45.65 ID:CSXsXLkAO
小鳥「どうしたの? 元気ないわよ、貴音ちゃん」
貴音「困難か道を、共に高めあいながら進める友を得られた、と思ったのですが……」
小鳥「?」
162Res/113.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。