10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:18:29.07 ID:tnkDx/Zt0
P「真はさ、みんなに認めてもらいたくて、頑張って来たんじゃないか。俺がそれを、邪魔してしまったのかな? そう思うと、自然と涙が出てきてさ」
真「違う! 貴方は悪くない!」
P「情けないよな、俺。いい歳してるのに、好きな子1人守れやしなかった」
真「そんな顔しないでください。ボクまで泣きたくなるじゃないですか」
P「分かっていたんだ。真を独り占めしちゃダメだって、世間にこの娘はこんなに可愛いんだってことを知らせなきゃいけないって分かってたのに。俺は真がいなくなるのが怖かったんだ」
真「ボクはいなくなったりしません。貴方が望むなら、どこにでも付いていきます」
P「なら俺の望みは、真はここで頑張って欲しい。みんなが認める可愛いアイドルになって欲しいんだ」
真「プロデューサー……」
P「その気持ちはすごく嬉しい。今すぐにでも、真を連れてどこか遠くに逃げたいぐらいだ。でも、そのままじゃダメなんだ。俺達はきっと、幸せになれない。後悔したまま、生きていくと思う」
P「だから……、俺はアメリカに行く。社長を見返す時まで」
真「決意は変わらないんですね。羨ましいです。ボクなんて、さっきまで辞めてやるって決めてたのに、もう決意変わっちゃった」
P「良いんだよ、それで。焦る必要はさ、なかったんだから」
真「ボクもここでやり直します。みんなを見返すその日まで」
35Res/24.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。