過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【２～魔法少女訓練編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【２～魔法少女訓練編】

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978: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/07/29(日) 20:03:04.88 ID:6rIKi5aAO
何やってんだ自分。
>>976の前にこれが入るのを忘れてました。
安価なら下でお願いします

［魔法少女技術研究所～講義　十二日目］

　次の日は訓練が休みだった。もぐらの魔女結界の踏破から休日を挟んで、昨日のサヤカとの対戦まで、ちゃんとした講義のない日が続いていたから、訓練で教わった知識の確認とより深い理解のために、この日は講義だけを受けて過ごすことになったのだ。

　アタシはまず、魔女や使い魔が通常はそれぞれに固有の結界の奥に隠れていて、素質のない一般人ならたとえ結界の中に迷い込むようなことがあっても、その姿を視認することはできないということを聞かされた。ただしこれはあくまで素質のない「人類」の場合の話で、異種族なら契約する能力はなくても、魔女に対して感知手段を持つことがあるという話だった。その手段の有無や具体的な内容は種族によってさまざまらしいが。

「QBも魔女を感知できる種族なのか？」ふと思いついて、アタシはたずねてみた。

　教官の研究員は鋭い眼をアタシのほうに向けた。「そう言っていいだろうね。まあ、詳しいことは本人に聞くのがいいだろうが」

　それから、契約した魔法少女といえども、必ずしも常に使命に忠実であるとは限らず、魔法を濫用して一般社会の法規を破るような者がいるということ。これは、軍隊や警察の場合と似たようなものだろう。教官によると、魔法少女の活動は、もともとある程度の超法規性を持っていて、常に法律や条例の枠内にあるとは言えないだけに、よけいそうなりやすいとのことだった。

「杓子定規な物の考え方をしていたら、魔女の襲撃にはとうてい対応できない。自分の力で判断しなければならない、そういう任務をこなしていくうちに、彼女らはまるで法律が自分の意のままに踏みにじれるフィクションであるかのように錯覚するようになるんだ。あまりに行き過ぎた場合には、研究所がそういう魔法少女を責任をもって処分することになる」

　だから、対魔法少女戦を想定した訓練なんてものがあるわけか。

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