過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【２～魔法少女訓練編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【２～魔法少女訓練編】

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983: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/07/29(日) 22:39:43.15 ID:6rIKi5aAO
［魔法少女技術研究所～訓練生宿舎　十二日目］

　安価>>977

　訓練生宿舎にアタシが戻ると、サヤカの姿がいつもたむろしているホールには見当たらなかった。他の訓練生と当たり障りのない話でもしようかと思ったが、ちょっと気になったのでアタシは二階へのエレベーターを上がり、アタシたちの部屋がある棟の廊下、宿舎正面側にあるサヤカの部屋のドアを叩いてみた。

「…はい！」

　一瞬の間の後、元気だけはいい返事が返ってきた。アタシはドアを開けてサヤカの姿を探した。柄にもなく机の前に座って頬杖をついていたサヤカは、慌てて立ち上がった。

「あ、やーキョウコ？訓練終わったんだ、お疲れー！」

「ああ、うん」

　なんかサヤカの様子がいつもと違うな。なんでだろう？

「…そういえばサヤカ、アンタそろそろ契約して魔法少女になるんじゃないのか？」

「…あー、それ聞いちゃう？」

　サヤカがばつの悪そうな感じで頭に手をやっているところを見ると、そのことで何か悩みでもあるんだろうか？

「聞いちゃうって言うか、そのことで何か考えごとでもしてたんじゃないのか？さっきの様子、あんまらしくなかったぞ」

　サヤカは笑ったが、その笑みにはいつもに比べて少し力がないように感じられた。

「ははっ、キョウコには隠せないなぁもー。うん、実はちょっとね…まあ、とにかく入って、座りなよ」

　いいのかな。まあ本人が入れって言ってるんだしかまわないか。サヤカだってこんなこと相談できる相手、研究所の外にはあんまりいないだろうし。

　アタシは部屋に足を踏み入れて、座る所を探した。まあこの椅子でいいだろ。

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