過去ログ - 末原「今の私はただの『道化』や……なんてな、ハハハ」
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50: ◆Ui2K3L97FQ[saga]
2012/07/14(土) 19:42:32.38 ID:PvS2G0aI0
漫「(そして、私が二年の時、あの人にとっては最後のインターハイ)」

漫「(私たち姫松高校は団体戦4位。つまり決勝戦で最下位だったわけだが、あの人は試合が終わった瞬間、その大会中で一番いい笑顔を浮かべていたのが今でも記憶に残っている」

漫「(確かに、シードでもなかったあの年では大健闘と呼べる成績だが、二回戦で永水、準決勝で臨海を倒してきたのだから、もっと悔しがるかと思っていた)」

漫「(私の知る『末原恭子』なら、悔しがるはずだった)」

漫「(……大会が終わってからの彼女には、正直失望を覚えた)」

漫「(少しずつだが、諦めた麻雀をしていることが、分かってしまった)」

漫「(高校卒業以降、麻雀一筋の道からいなくなるのだと、分かってしまった)」

漫「(私は心のどこかで、彼女はプロになって、これからも怪物たち相手にあがき続けるのだと信じていたのだ)」

漫「(結局、あの人は高校卒業後、麻雀の表舞台から姿を消した)」

漫「(連絡も全然取れなくなった。……見捨てられた気分だった)」


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