15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:30:29.87 ID:Hnia8WO7o
まず、出かける準備をしてから、携帯に電話を掛けた。出ない。仕方ないので早々に諦める。
俺は、暗誦して間違いがないかどうか確認してから、幼馴染の家に電話を掛けた。
時間は九時半。うん。まともな時間だ。
電話には幼馴染の母が出た。俺は少し怖気づく。
名乗ると、「ええっ!」と声をあげられた。
「ひさしぶり! 元気にしてた?」
忘れられてるんじゃないかと思うようなことも、大人はちゃんと覚えている。
すごく嫌だ。
「それで、あいつどうしてます?」
「あの子ならまだ寝てる」
「……あ、そうすか」
無視されたわけではないらしい。……仮に起きていたら無視されているのだろうけど。
それだったらいっそ着信拒否にでもすればいいじゃないか。
半端だ。たしかにモスの言う通りなのかもしれない。
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