24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:35:41.63 ID:Hnia8WO7o
「で、俺もあいつが好きなんだよね」
「知ってます。見てれば分かります」
今度は拗ねたような声。こんなに考えていることが分かりやすい奴だったっけ?
それとも俺が、今まで見ないようにしてきただけか。何かに目隠しをされていたのか。
心当たりはあるんだけれど。まぁ、それも今はどうでもいい。
「うん」
けっこう突拍子もない話をしているのに、幼馴染は一切驚いたりする様子がない。
……おかしい。俺の認識がおかしいのか? 家族を好きになるのって社会的にまずかったんじゃないっけ?
「それで、だ」
「はい」
「お前のことも好きだ」
「……」
息を呑んだようだった。
追って、
「……はあ」
理解しかねるというように、呆れた声を、彼女は漏らす。
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