28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:38:02.53 ID:Hnia8WO7o
「ていうか、それは結局どういう意味なんですか」
彼女はほとんど泣きそうな声で言った。
「うん。うちの妹にね、二股でもいいよって言われたんだけど」
「そんなのはどうでもいいんです」
いや、わりとどうでもよくない話だと思う。
「……って、まさか二股かける気ですか?」
「ダメかな」
と、もちろん冗談のつもりで言ったのだが、幼馴染は真剣に考え込んでしまったらしい。
慌てて訂正しようとすると、部屋の中から唸り声が聞こえる。
「……待て、冗談だ」
「冗談を言っていいタイミングくらい見極めてください!」
彼女の言葉はいつになく切実だ。
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