39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:43:06.68 ID:Hnia8WO7o
小柄だから、彼女の身体は俺の胸の内側にすっぽり収まった。
仕方ないや、と俺は思う。後ろから手を回して、俺は彼女の頭を撫でた。
こんな状況、こんな状態で、なんらかの形で気持ちを返さないというのは、どう考えても卑怯だった。
俺が彼女を好きだと言うのは事実なのだ。
俺は諦めたような気持ちだった。だってどうしようもない。仕方ない。
こんな女の子を前にして、頭がうまく回る奴がいるわけがない。
昔からずっとこうだ。
こいつはいつだって、俺の思考力を奪っていく。
何をしたっていいような気分だった。
世界中を敵にまわしたってうまいこと逃げ切れそうな気分だ。
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