過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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272:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/07/16(月) 02:58:14.31 ID:/0eG4yAm0


俺は痛む身体を無理矢理起こして、黄金の杯を抱いたまま眠る、銀髪の少女の元へと向かう。
まだ呼吸はしている。だが、それはひどく弱々しい。
衰弱状態、とでもいうべきか。あまり長いことこのままにはできない。

おそらく抱えられている黄金の杯と関係があるかもしれない。

「祝杯は居眠り姫様をとっちめた後だ。さーて、遠坂、どうすればいい？」

遠坂「……冬木市の聖杯は大聖杯と小聖杯に分かれています。
　　　　そのうち小聖杯が破れたサーヴァントの魂を貯蔵し、また願望機として機能する『賞品』になります。
　　　　そしてその黄金の杯こそが、万能の願望機である小聖杯となります」

一度遠坂は考え込むように言葉を切った後、息を呑み込んでそれから先を話し続けた。

遠坂「ですが、彼女の持っている小聖杯はおそらくアインツベルンの正規品ではないとおもいます。
　　　　彼女が自作した、不完全な小聖杯。その不十分を補うために、自身の身体で小聖杯の一部を代用したのでしょう」





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