過去ログ - 女「人間やめたったwwwww」2
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101:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2012/09/13(木) 00:01:49.83 ID:T4GKVKxMo
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「じゃあ俺が道を開きます!」

「何を言って――」

僕は盾を出す。
盾の中心を、円錐の頂点を想像してとがらせ、伸ばす。
突撃槍のイメージ。

「こんなの、たぶん一度しかできません。俺を盾にして突っ込んでください」

「義弟、つまらない男だと思ってたけど、結構イカレてるじゃない」

彼女は牙をむき出す。
笑ったらしかった。

「でなきゃ最初からあなたには付き合ってられませんよ」

僕らの疲労を見抜いたのか、タコ足が大きく振り上げられる。
隙だ。

「いきます! 俺と走ってください! 今しかない!」

「あんたに指図されなくたって見えてるわよ!」

僕らは走った。
僕は腕を前に突き出し、開いた腕で呪いを振り払いながら突き進む。
お義姉さんが剣を構えながら、僕の背中を押す。

何度も重く叩きつけられ、盾を落としそうになる。
掌の皮がむけそうに痛い。
足が上がらない。
でも僕は走る。

目の前に巨大な瞳孔が開かれた瞬間、お義姉さんが僕の前に躍り出た。




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