12: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:46:09.29 ID:UmPTLInFo
男「そんで?」
メリー「え?」
男「メリーさんはどうしたいの?」
13: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:46:44.02 ID:UmPTLInFo
メリー「それでですね…あの…その時に本来呪うべき人のことも忘れちゃって…今更どうしようもないって言うか…」
男「…つまり?俺はメリーさんに呪われてるってこと?」
メリー「言いにくいんですけど…はい」
14: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:47:20.57 ID:UmPTLInFo
男「…ごめん。また頭に血が上っちまった」
メリー「い、いえ…元はといえば私が悪いんですから…」
メリー「男さんが怒るのも無理ないですよう…間違いで怨霊に取り付かれちゃったんですから…」グスッ
15: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:47:49.12 ID:UmPTLInFo
メリー「いえ…なんで除霊はダメなんですか?」
男「え?だって消滅するんだろ?」
メリー「ええ、まあ…」
16: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:48:25.35 ID:UmPTLInFo
男「変なヤツだな…ところで俺、呪われてんだよな?」
メリー「え、ええ」
男「ぶっちゃけ、どんな呪い?」
17: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:48:55.72 ID:UmPTLInFo
メリー「あ、あの…そうだ!元々私を捨てた人を呪うはずだったんですから、その人の所に行けば或いは!!」
男「…呪いが消えるのか?」
メリー「だ、だって…捨てられたから呪うのであって、その人の元に帰ることができれば、呪う理由もなくなりますし…」
18: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:49:39.69 ID:UmPTLInFo
男「あ、ところでさ」
メリー「なんですか?」
男「メリーさんの“電話をかけて近づく”スタイルって決まりでもあんの?」
19: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:50:30.32 ID:UmPTLInFo
男「どういうこと?」
メリー「ケータイって声が遅れて聞こえるんですよ」
男「え?そうなの?」
20: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:50:58.95 ID:UmPTLInFo
男「逃げ切られたらどうなるんだ?」
メリー「それは無いですね。だって最初に電話を受けた時点で呪いの対象として固定されますから」
メリー「地の果てまでも追いかけて呪いをかけます。どれだけ時間がかかっても…」
21: ◆doBINqA5W6[saga]
2012/07/13(金) 00:51:26.52 ID:UmPTLInFo
男「ん?入りたいのか?」
メリー「はい。道端に捨てられたときに車に踏まれたみたいで…ほら、タイヤの跡があるでしょ?」
男「そういえば…結構汚れてるな。ホツレもあるし」
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