過去ログ - 千早「わたしの胸が小さいのはどう考えてもプロデューサーが悪い」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/14(土) 06:33:12.07 ID:QsAbV1y6o
歌。

歌うときだけは解き放たれる。

感情を赤裸々に吐き出しても、それは表現の一環でしかない。

どこか他人事のように自分を見つめていれば、溜まった泥濘で濁ることはないのだ。

だけど、やっぱりどこかに恐怖が、あるいは別の思惑が邪魔をする。

技巧は―――自分で言うのもなんだけど―――頭一つ抜け出ていると思う。

それでもいまひとつアイドルとしてパッとしないのは、きっとそんな弱い私を見抜かれているからだ。


レッスンが終わり、挨拶をするとコーチに言われた。

『声は出ている。リズムも音程も申し分ない。それでもあなたの歌にはまだ遠慮があるわね……。
 ふふっ、それでも以前よりはずっと自分を表現できているわ。確実に成長してるわよ』

もう一度頭を下げて帰宅した。


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