過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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103: ◆6U1bthnhy6[sage]
2012/07/26(木) 13:26:18.37 ID:y5PEQ6PDO
「ん?なんだよ?」
「・・・あのさ、高坂くん」
「ん?」
「好きだよ」
「なっ!?」

これはズルいかなあ?
でもなー・・・ほっとくと他の誰かにとられちゃうし。
この人気づいたら、絶対その人に惚れちゃうもん。

「な、なに言ってんだよお前!?」
「なにって・・・告白?」

ひーっ!自分で言ってて恥っずかしい!
でもでも、高坂くんが動揺してる。
やっぱりだ。
この人恋愛経験薄いから、スッゲー流されやすい。
やっぱ・・・今のうちに手を打っとこう。

「あ、あのさ日向ちゃん?・・・自分が何言ってるかわかってる?」
「もちろん」

エッヘンと胸を張って言う。
ここまで来たらあとはもう勢いだ!

「いや、その・・・な、なんで急に?」
「高坂くんが他の人にとられないように抜け駆け?」

かくんと首を傾げて言ってやる。
もちろん計算ずく。

「と、とられる?俺が?誰に?」
「気づいてないならいいよ。むしろそっちのが好都合だし」

そう好都合。
今のあたしじゃ、まだまだ足りないものだらけで、他のライバルたちに太刀打ちできないもん。

「・・・で?返事は?」
「い、いや。確かに日向ちゃんはかわいいし、俺も好きだけど・・・あくまで妹みたいなもんとして好きってだけで・・・」
「恋愛感情じゃない?」
「・・・ああすまん」
「なら今はそれでいいよ」
「へ?」

あたしは立ち上がると、高坂くんの目の前で両手を広げて一回転した。

「今はまだ妹のポジションでも、必ず振り向かせて見せるし」
「・・・たいそうな自信だな?」
「えーだってー・・・」

あたしはしゃがみこむと、高坂君に向かって顔をずいっと寄せた。
明らかに動揺した顔が目の前にあってあたしは嬉しいやら楽しいやら。

「高坂くん、女の子に好きって言われたことないんでしょ?」
「・・・お前の姉さんがいますけど?」
「それだけじゃん」
「ぐ・・・」

言葉に詰まる高坂くん。
バカだねー。
高坂くん好きな子なんて実はいっぱいいるのに。

「だったらさ、こーんな可愛い子が、ずーっとアプローチしてたら、もう攻略したも同然じゃん」

教えてなんかあげないけどねっ!




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