過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
1- 20
179: ◆k4qYXRI5uY
2012/08/02(木) 16:49:32.98 ID:3hSDoCH60
夢の中で見つけたもの。







リビング、そこで俺はテレビを見ていた。
桐乃には今日は友達が来るから部屋から出てこないでよね、と言われていたが、あまりにも暇で出てきてしまったしょぞんだ。

まぁテレビをみても、なにかしら面白い番組がやっていることも無く、暇をつぶせなかったのだが。
それでも部屋に居るよりは良かった。桐乃の部屋から声が聞こえてくるのだ、聞きたくも無いキャッキャウフフとした声が。
いたたまれなくなった俺は致し方なく、静かに部屋をでてリビングに来たのだ。

あぁ、駄目だ、暇だー。

なんて事を考えていると、上の部屋が開く音が聞こえてきた。
ヤバい、桐乃か? と思い隠れようとするが、テレビの音量からして無意味だと悟った俺は溜息をつくと居ないふりを諦めたのだった。

なるべく平静を装いテレビに向き直る。
後ろのリビングの扉が開くと、だらしない声が聞こえてきた。

「ふぃー、あっちーなー。なんかちべたい飲み物は……。 ん? お前クソマネか?」

ここでまさかの加奈子登場。予想外すぎだろ常考。

「よ、よぉ、ひさしぶりだな」
「そうだっけ? まぁ確かに最近顔見てなかったっけかな。ってかそんな事より今何してんの? 暇?」

何か嫌な予感がするので、全力で回避にかかる。

「いや、今すっげぇテレビが良いところなんだ」
「へぇ、ニュースですっげぇ良いところなんてあるんだ……」
「へ?」

テレビを見ると、いつの間にかニュースをしていた。政治関係の。
俺は気まずげに苦笑すると、誤魔化した。

「な、なーんてな、ははは」
「……」

加奈子はジトーっとした目をこちらに向けてくる。
俺はそれを直視できず目を逸らした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/800.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice