過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆k4qYXRI5uY
2012/08/02(木) 16:51:15.89 ID:3hSDoCH60
・・・・
加奈子視点。
どうしてこうなった。
加奈子が起きると、クソマネは加奈子を膝枕しながら寝ていた。すぐ近くであやせが慌てている。
なんで加奈子は寝てたんだっけか。そう考えて記憶の中を探ると、すぐに答えが見つかった。
そ、そうそう、クソマネに頭撫でられたから……だったっけな。
思い出して赤面してしまった。
くそ、たまにこういう事をしてくるから困る。するならするで事前に言ってくれないと加奈子の身がもたねぇよ。
事前に言ってくれたらなんでもしていいのに。き、ききき、キス、とかも。
そこまで考えると、頭がショートしてしまいそうになった。
あ、危ねぇ危ねぇ。
そんなふうに加奈子がトリップしていると、なんだろうか、太ももに軽い衝撃を受けた。あやせにバレないように薄目を開けて確認する。
そこには、加奈子の膝に頭を乗せたクソマネがいた。
………うひゃい!!
心臓がドクンと跳ねた。や、ヤバい。これあやせにバレて無ぇよな!?
ヤバいヤバい。今加奈子の顔超赤いって!
嫌でも顔に熱がいってしまう。
って、駄目駄目、冷静にならなければ!!
そんなふうに心の中で悶々としていると、ふとももの感覚がなくなってしまった。どうやらあやせがクソマネをもとの位置に戻したらしい。
え、後もうちょっとだけこの状況でいたかったな。
「危ない危ない。お兄さんは寝ていても危険人物ですね」
やれやれと言わんばかりに肩をすくめると、あやせは何故かクソマネの隣に座った。
何故か顔が赤くなっていて、もじもじしている。
「そ、そんなお兄さんには罰が必要です。うん。必要です」
そう言ってあやせはギュっと目を瞑ると、あろうことかクソマネの膝にダイブした。
ぼすんとソファがゆれる。
「!?」
「そ、そう、これは罰です。きっと起きた時には膝が痛くてしょうがなくなっているでしょう。っだから罰なんです。 ふわぁ」
ならなぜそんな気持ちの良さそうな声をだしている。
そうツッコみたくてしょうがなかった。
溜息をつきたくなるが、我慢する。
まぁ良いか、加奈子は加奈子でこの膝枕を楽しむとしよう。
そうしめくくると、加奈子は心中で頷いたのだった。
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