過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆k4qYXRI5uY
2012/08/02(木) 16:52:23.12 ID:3hSDoCH60
「って兄貴!? 部屋から出てくんなっつったじゃん! 何出てきてるわけ!?」
桐乃はお兄さんを見つけたかと思うと、そう言いながらこちらに向かって歩いてきました。
多分桐乃の事ですから、お兄さんがこんな所にいると私達に見つかって絡まれると思ったんでしょう。だからお兄さんを私達から遠ざけようとしてお兄さんに部屋から出ないようにと言っていたんでしょう。
はぁ、心配性だなぁ。別にお兄さんがいたって絡んだりしませんよ。こんな変態。
そう内心で罵倒するも、今の現状を思い出し、思わず顔を赤くしてしまう。
や、やっぱりお兄さんを別の部屋に隔離しておくのは正解だったかもしれませんね。
「はぁ、返事無し。って事は寝てんのね。兄貴、早く起きて自分の部屋に戻れっつの」
そう言ってさらに近づいてくる桐乃。とうとう、お兄さんのすぐ近くまで来てしまいました。
桐乃はこちらを覗き込んだかと思うと、一気に真っ赤になり口をあわあわとさせ始めました。
「あ、あああ、兄貴!? 何してるわけ!?」
桐乃は叫んだかと思うと、お兄さんの頭をパシンとはたきました。その衝動でお兄さんが倒れてきます。
……あれ? デジャヴ?
私がそう思うと同時に太ももに軽い衝撃が。さらさらとした髪の毛の感覚が。
こ、こここ、これ、これってぇぇぇぇ!!!!!
ボンッ!!
か、顔が熱いです!! お、お兄さん早くのいてください!!!
「わ、わわわ、しまった! は、早くもとに戻さないと!!」
桐乃は慌ててお兄さんをもとの状態に戻します。
……もうちょっと良かったんですけど。
……違います。間違えました。あぁ、清々しました、お兄さんの汚らわしい頭が私の太ももに当たったなんて考えるだけで鳥肌です!!
私は頭の中を訂正すると、これからどうするかを考えます。お兄さんの太ももは寝心地が良いので、仕方なくもうちょっとだけ寝たい気分なので桐乃に起こされるわけにはいかないのですよ。
って桐乃!? 何をやろうとしてるんですか!?
薄目を開けたまま、桐乃の方を見てみると、桐乃は何故かソファの前に移動していた。
そしてあろうことかお兄さんの太ももを開き始めたのです。
「ふぅ、な、なんか疲れちゃったから休も。それからでも良いよね、あやせたちを起こすのは。」
太ももを開き終わると、桐乃は「あー疲れたー」という声と共にその間に座りました。
な、なにやってるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
私の心の中で叫び声が空しく響きました。
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