過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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203: ◆k4qYXRI5uY
2012/08/03(金) 23:41:47.65 ID:3Q4skfzz0







6月22日



リビングに忘れ物をしてしまった。携帯だ。
別に後からでも良いのだが後回しにするとやる気がもっと無くなるのでパッと取ってこようと思う。

リビングの扉の前に来ると何故だろうか、桐乃の甲高い声が聞こえてきた。
ちょっと気になって覗き込んでみる。

どうやら冷蔵庫から俺のジュースを取り出しているらしい。
最近何故か勝手に減っていると思っていたら桐乃の仕業だったらしい。
くそぅ、ジュースぐらい自分の金で買えば良いものを。何故お前より金の持っていない俺のジュースを飲むのだ、嫌がらせか?

俺が沸々と怒っていると、桐乃は今度は俺のコップに麦茶を入れた。そして俺の席に座って飲み始めた。


……なにがしたいんだ、桐乃の奴は。行動が不思議すぎるぞ。


俺はもう我慢できなくなり、リビングに入った。

「ぷはぁ、生き返るぅ!!」
「そうか、良かったな。でもコップをちゃんと洗っていけよ」

どうせ俺のコップだったら洗わないで良いだろ。とか思って使ったんだろうが、そんな行為は断じて許さないからな。
そう思って俺が話しかけると、桐乃は麦茶を口から盛大に噴出した。

「あ、兄貴!? なんでここに!?」
「携帯忘れたから取りに来ただけだ。それよりも、ちゃんとそのコップ洗っとけよ、絶対だからな」

俺は溜息をつくとリビングから出ていった。
最後に桐乃が「え!? 兄貴公認!? やっふぅ!!」とか言っていたがどう言う事なのかは分からない。
どうせいつもの突発的な発言だろう。

桐乃の奴はたまに意味の分からないことを言い出すからな。


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