過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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293:或る妹猫と黒猫の団欒 3/3  ◆ebJORrWVuo[sage saga]
2012/08/11(土) 23:58:07.63 ID:hEJc7d7LP
「……むにゃ、……あれ? あたし寝てた?」

 そしてその奇跡とも思えるタイミングで、日向ちゃんが目を覚ます。
 
 正直、ほっとした。
 何故か追い詰められてるようなそんな感じがした。
 自覚したくない何かを、自覚させられるような。
 
「ええ。寝てたわよ。そして、最悪なタイミングで目を覚ましてくれた訳ね。今日の夕飯は覚悟なさい」
「え、え。なんで起きただけでいきなりバッドエンド直行なの!?」

 ゴメン、日向ちゃん。
 今だけは日向ちゃんが犠牲になってくれた事に感謝せざるを得ない。

 そして、黒猫。
 ごめん。まだその話題に対する答えはあたしは返せない。
 でも必ず答えは出すから。
 その時まで、待ってて。
 
 あんたには、必ず話すから、さ。
 
 あたしが、これから、どうするか。
 こうして、家から京介が家から居なくなって、あたしは沢山考える時間が出来た。
 あたしにとって、あいつが何なのか。
 
 あいつが居ない日々を、あたしはこの家に入り浸っていて。
 それは寂しさを紛らわしているように思えて。
 何かの答えを得ようとしているのかも知れない。
 
 兄が居なくなっても、大丈夫なのか、否かを。
 良くも悪くもあたしを見通すこの黒猫の側で。
 
 
終わり。


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