過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆6U1bthnhy6
[sage]
2012/08/15(水) 09:55:12.38 ID:UYU7GYWDO
「・・・自慢してやる」
ふひひっ、と笑いながら携帯を弄るあたし。
「送信アドレス・・・っと・・・」
新規メール作成を開いて、送信先にアドレスを呼び出す。
そこに表示されたのは、『黒猫』の文字。
件名は・・・『いいでしょ?』っと。
あとは添付ファイルにさっきのを貼っつけて・・・よし、そーしん。
本文は敢えてなにも書かない。
送信から約十秒。
『ムーン・・・ムーン・・・』
手にしていた携帯が震えだす。
あまりに予想通りの反応の速さに、あたしは笑い声を押さえるのに必死だった。
お腹を押さえ、ゴロゴロと床を転がりながら携帯を操作し留守番電話に。
そのままメール作成画面を立ち上げて一言。
『兄貴が寝てるので電話はNG』
はい送信。
待つこと数秒。
『ムーン・・・ムーン・・・』
またも震えだす携帯電話。
しかし今度は、三回ほど震えただけで沈黙する。
着信ではなくメールの証拠だ。
わくわくしながらメールを開く。
『Re:いいでしょ?
本文:なにJをしていNるのよあなた!?』
ぶっは。
思わず噴き出した。
慌てすぎでしょあんた!
ひーっひーっと目元を擦りながら、返信メールを打つ。
『兄貴にひとときの安らぎを』
送信。
・・・
『ムーンムーン』
受信。
『なんであなたのベッドに居るのよっ!?』
送信
『兄貴の部屋暑いから』
受信
『・・・うまい言い訳ね。いいわ。今から私もそちらに向かうわね?』
送信
『だーめ。今日はあたしの一人占めー♪』
受信
『ず、ずるいわそんなの!』
送信
『だからおすそ分けしたじゃん?』
受信
『あ、あなたは実物を見ているのでしょう!?わ、私だって見たい!』
送信
『だーめ。妹特権ww』
受信
『く・・・いいわ。あと5枚ほど、彼の写メを送りなさい。それでこの件、先輩に内緒にしてあげるわ。いいわね?』
送信
『りょーっかい。んじゃまたね(^^)ノシ』
ピ。
ふはー楽しかったー。
あたしは一仕事終えたような充足感に包まれながら、床に大の字に寝転がった。
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