過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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394: ◆6U1bthnhy6[sage]
2012/08/19(日) 00:30:06.90 ID:Qpg4B9gDO

それよりも・・・。

「・・・なんの話してたんだっけ?」
「兄貴大好き」

あーそれか。
・・・んー・・・。

「めんどくせーもういいや」
「?」
「ありがとな。俺も好きだぞ」

ポンポンと頭を叩きながら言ってやる。
すると、桐乃は丸い顔をさらに丸いふくれっ面に変えて俺を睨んできた。

「?なんだよ?」
「・・・めんどくさいって言った」

ああ。それが気に入らなかったわけね。

「なんか難しく考えるのがめんどくさいって言ったんだよ」
「?」
「ストレートに素直になったら、俺もお前が大好きだってこと」

そうだ。
こうしてまた甘えてきてくれる桐乃の事が、俺は正直大好きなんだ。
単純な話だ。
俺は、妹とまた仲良くなれて本心から喜んでる。
それだけのことだ。

「・・・」
「?どした?」

急に黙り込んでしまった桐乃に目を向けると、なぜか真っ赤になってプルプルと震えていた。
・・・なにこの小動物?

「・・・もう少しオブラートに包んでください」

その言葉に破顔した。

「はは。可愛いなお前は」
「・・・オブラート・・・」

俺の胸に顔を埋めながら、より一層服を握る手に力を込める桐乃。
その頭を優しくなでてやる。
ああ今わかった。
俺の妹はこんなにも可愛い。

「はいはい。とりあえず今日はもう寝るか」
「うん。・・・このままでいい?」
「おう。朝にはちゃんと帰れよ?」
「うん。・・・おやすみ兄貴」
「おやすみ桐乃」

・・・ほんとは額にキスでもしてやりたかったけど、それはまた今度でいいや。
とりあえず今夜は、この可愛い小動物が風邪でも引かないようにしっかりと抱きしめておいてやろう。

END


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