過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆6U1bthnhy6
[sage]
2012/08/21(火) 08:49:26.03 ID:5o4mayIDO
「そうか・・・でも残念だな」
「・・・?なにが?」
俺の言葉が気になったのか、桐乃は雑誌を少しずらして、俺を器用に見上げてきた。
「いやな、こないだ加奈子のマネージャーの仕事をやってな・・・いって!」
答えたらいきなり太ももをつねってきやがったよこの妹!
「いきなりなにすんだお前!?」
「・・・聞いてない」
「はあ!?」
「・・・聞いてないよ・・・?」
お・・・おおう。
・・・目がすわってますよ桐乃さん・・・。
「い、いや・・・」
ハッキリいってメチャ怖え!
どれくらいかってゆーと、部屋の温度が何度か下がったと感じるくらいに。
「・・・説明」
うおお・・・なんだこのプレッシャー?
俺なんか悪いことしたのか!?
目を眇めた桐乃に完璧にのまれながら、俺はとりあえず説明を始めた。
「え・・・あ、えーっとですね?また例の如く加奈子様が俺をご所望しましてですね・・・いてえ!!」
だからいきなりつねるのやめて!!
「・・・加奈子様とかマジキモい・・・」
・・・目がマジだ。
こりゃ、ふざけてたらマジで命を落としかねん・・・。
「わーかった!ちゃんと説明するからとりあえず聞けって!!」
「・・・聞くだけ聞く」
・・・なんスか?
その聞いた後にはなにするか分からない的な返事は?
「ああもう・・・とにかくだ、加奈子にせがまれてまたマネージャーの仕事をしたんだよ。今度はちゃんとバイト代出るって話だったからな」
「・・・バイト代?」
「そうだ。ちょっと金が入用だったんでな」
桐乃が首を傾げるのもまあ当然だろう。
俺は、まだ親父たちからちゃんと毎月小遣いを貰っているからだ。
そして無趣味な俺は、そのほとんどを貯金に回している。
だからバイトなどしなくても、それなりに手持ちはあるわけだ。
「・・・お金ないの?」
「いやあるよ?最新のパソコン一式揃えるくらいは」
「・・・お金ないの?」
「今の会話の流れでなんでその結論になるっ!?」
現役人気読モ&ベストセラー作家のお前と比べないでください!!
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