過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2012/07/22(日) 22:44:52.44 ID:btzdbPQ50
「ちょ、ちょっとフェイトさん?」
「なに?」
「どうしたんですか?いきなり」
「いきなりで悪いことなんてないわよ、好きならさっさと告白しなさいよ」
むくれ面してそんなことを言ったフェイトさんにちょっと腹が立ったのは言うまでもない。
「付き合ってましたよ!!もう別れたんですよ!!はいはい!!!どうせ振られましたよ!!!」
いい加減この話題を終わらせたくなってぶちまけた。
どうせ詳しい事情を話すつもりもないし、ちょっとばつが悪い思いのまま帰ってもらおう。
そのくらいの反撃は許してくれるよな?
「そ、そっか〜……無神経なこと言ってごめんね」
「そう思うならもう言わないで下さい」
決まりが悪そうにモジモジと体を揺するフェイトさん――ちょっとは反省したんだろうか?
「そっかー、あの子ちゃんとお付き合いとかできたんだー……」
反省してねぇ!?この人どこまで黒猫の話題を引っ張るつもりだよ!?
「それならあんまり気にすることなかったのかなー……」
「あの、フェイトさん、本当に何が言いたいのかわかんないんですけど?」
「あ、ああ!京介君が私のこと避ける理由があの子にあるんじゃないかって思っててね!」
「意味がわかりませんよ」
「ほら、私の若い頃に似てるって言ったじゃない?だから京介君は
『黒猫さんが将来私みたいになるんじゃないか』って心配してるというか
そういう気がしちゃうから私のこと避けるんじゃないかって」
「………………」
あながち的外れって訳でもない、ちょっとくらいは頭をよぎったことがある。
黒猫が将来あんな風になったらどうしようって。
でも、俺が傍に居ればそんな心配は無用だ、と。そう思いたかった。
「だから私が年相応とは言えなくても、京介君に年上の威厳みたいなのを見せてあげれたら
そういう心配しなくて済むようになるんじゃないかって思ったのね!」
「………………余計なお世話っすよ」
「うん、ごめんね。『京介君があの子のことを好きなのなんてお見通しだぞー』って
やってみたかっただけなんだけど、まさかあんな答えが返ってくるとは思わなくって……」
「あーハイハイ、悪気は無かったんすよね」
「本当にごめんなさい」
なんでこの人からこんな事いわれにゃならんのよ。
「で、なんで別れたの?」
まじで反省しねぇなこの人!!
ここまでヒドイと逆に感心するわ!!
「ご、ごめん、さすがに今の質問はまずかったわ!!」
「聞いてから詫びても遅すぎですけどね!!」
「ちょ、ちょっと動揺しちゃってて口が滑ったのよ!!悪気はないわ!!」
「余計タチが悪いです!!」
ダメだ!やっぱりこの人は鬼門だ!!もう帰ろう!!
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