過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/28(火) 09:24:21.17 ID:FX4FqTfIO
(ロック視点)

好きな人に友達としか思われていなかった悔しさは言われないとわからないよな。

「それで?」
「え?」
「それであやせはどうしたいんだよ?」

俺は『友達』というワードに反応した。俺はその言葉であやせを諦めた。あやせはどうしたいんだよ?

「わたしは、わたしはお兄さんを諦めたくない!お兄さんに好きな人がいても、私がお兄さんを好きな限り諦めたくないよ・・・」

でも、と断りをいれながら

「多分、お兄さんをこれ以上想うと迷惑になってしまうと思う。京介さんに言われたの。これ以上私がせまったら『お前を拒まなくちゃいけない』って。」

あの、あんちゃんがそこまで言ったのか?信じられない。ただ、それが本当ならあんちゃんは本当に前の彼女さんが大事なんだな。キツイ言葉で『友達』を拒んでまでも。

「いわお君ならどうする?」

俺なら?

「諦める?それとも想い続ける?」

俺は、前者の選択をした身だ。だが、俺はいまでも目の前のあやせの表情1つに心を動かされている。諦めきれてなんかいない。

「いわお君、私に『正直になって』って言ってくれたよね。だから、私正直になった。結果はお兄さんに振られたけど、私はいわお君の言葉に支えられたの。」

俺の言葉が支えに?

「だからお願い。いわお君も正直になって」

俺を見つめるうるんだ瞳に、俺の『決心』は揺らいだ。分かった、俺も正直になるよ。

「俺なら諦めきれない」

そうだ、簡単に諦めることなんて出来ない。あんちゃんの為と言って俺は現実から逃げていただけだ。俺はやっぱり・・・

「俺、あやせのこと好きだよ」


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