過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆6U1bthnhy6
[sage]
2012/09/01(土) 11:59:31.43 ID:FEwJ2EfDO
>>88
の続き。
「ねえあなた」
「ん?どうした加奈子?」
「少し真面目な話をしてもいいかしら?」
「なんだよ急に改まって・・・」
「・・・桐乃おめーよー?かなみに自分のこと『ママ』って呼ばせよーとしてんのって・・・かなみが京介の子供だからだべ?」
「っ!」
「そ、そうなのか?」
「ち、違うっ!」
「見てりゃバレバレだっつーの、今更下手な嘘つこーとすんな」
「う、ううう・・・」
「か、加奈子それは・・・マジなのか?」
「マジもマジおーマジ。大方京介の血を引くかなみを、自分との擬似娘として可愛がってるってとこだろーよ」
あーキメェキメェ。
加奈子の言うことに間違いがないのか、桐乃は俯いたまま何も言おうとはしない。
ただ膝の上に置かれた両方の拳がブルブルと大きく震えていた。
「い、いやでも・・・なんでそんなことを・・・?」
「相変わらずバカだなお前」
か、加奈子にバカって言われた!?
・・・なんだろう?俺の中の何かが崩れていくような気がするくらいショックだ。
「な、何がバカなんだよ・・・?」
加奈子は一度俺の顔を見つめ、思いっきり目を眇め、それからわざとらしいほどに盛大なため息をついて見せた。
うわースッゲーむかつく。スッゲー昔のこと思い出す。
しかしここは我慢だ。
「き、聞かせてくれませんかねえ・・・加奈子さん」
「・・・はぁ・・・京介、お前よぉ・・・」
「ん?」
「なんで桐乃がこの家にいると思ってんの?」
「え?そ、そりゃ海外でのモデルの仕事が一段落して、かなみに会いたくなったからだろ?」
「・・・それマジで言ってんの?」
「あ、ああ・・・」
「お前バカだろ?」
「二回目っ!?」
ショックを受ける俺を尻目に、加奈子はくるんと桐乃を振り返った。
「なあ桐乃」
「・・・なに?」
「聞いての通り京介は何にもわかっちゃいないようだからよ・・・教えてやってくんね?」
「え?」
「お前の口で」
「え、ええっ!?」
「なに驚いてんだよ?たりめーだろ?」
「む、無理に決まってんじゃん!!」
「はぁ?お前の言い分なんて聞いてねっつの。いいから言えよ」
「む、無理!」
「お前なあ・・・どうせ加奈子が京介に言ったところで、お前絶対否定するだろ?」
「う・・・」
「だから逃げ場なくして言わせようとしてんじゃねーか」
大概である。
もう少しオブラートに包もうよ加奈子さん。
ぶっちゃけ言っちゃうのにもほどがあるだろ?
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