過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆6U1bthnhy6
[sage]
2012/09/01(土) 12:39:01.74 ID:FEwJ2EfDO
「ぐすっ・・・本当?」
「ああ本当だ」
「本当に・・・好き?」
「ああ、好きだぞ」
「・・・嫁の前でシスコンこじらせてる旦那に心底絶望した」
「やめて加奈子様!俺のライフはもう0よ!?」
なんなのこれ!?
これなんてエロゲ!?
嫁に妹との浮気を提案されて、戸惑いながらも受け入れようとしたら嫁ドン引きって・・・難易度高過ぎだろ!?
誰か俺に攻略wikiプリーズ!!
「・・・でもさっき・・・俺にはハードル高すぎるって・・・」
くそどうすりゃいい?
今の幼児退行桐乃に理解させるには、小難しい言葉を並べても無駄だ。
また、ふええと泣きそうになる桐乃に向かって俺はなんとかわかりやすいように言葉を探りつつ説明する。
「いやあれはな桐乃。その・・・自分で今まで知らなかった部分・・・たとえば俺が加奈子に手を出した時のように、『ロリコン』という名のタブーを犯すことへの躊躇と一緒だ。禁忌と思っていたロリコンへ一歩踏み出すまで、俺がどれほどの葛藤を・・・」
ドガアッ!
言い終わらない内に加奈子の踵蹴りが後頭部に落ちてきた。
「どさくさ紛れに今聞き捨てならねーこと言ったなテメー?」
「誤解ッス加奈子様」
盛大に後頭部を踏まれた俺は、そのまま額を床に押し付ける土下座の姿勢のまま否やといった。
「つーかお前もこの状況どうにかするのに協力しろよ!」
「いやさー、巻き込まれたくなくて」
「お前が元凶だろ!?」
「今となったら、あなたに任せるしかないかと思いまして・・・」
「今に戻るなよ!どんな逃避テクニックだよ!?」
「やーもうこりゃ京介に任せるしかねーかなーって」
「同じだよ!?口調変えて同じこと言ってるよ!?」
「・・・お前、そんなに突っ込んでてよく疲れねーのな?ちっと感心した」
「いや疲れるよ!?てか感心するとこ其処かよ!?」
「・・・加奈子と一緒・・・」
「え?」
言い合ってた俺たちの耳に聞こえた声。
見ると桐乃が膝の上に顎を乗せたまま、真っ赤な顔で言ってきた。
「加奈子と一緒・・・ならいい」
「・・・桐乃?」
恥ずかしさからか、また顔を膝に埋めてしまう桐乃。
埒が明かない・・・と思った時に、役立つのがまさに暴君。
「桐乃テメーハッキリ言えよハッキリ!聞こえねーんじゃ意味ねーんだよっ!!」
その通りでーす加奈子さーん!
やっぱサイコーッス加奈子様!
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