過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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◆6U1bthnhy6
[sage]
2012/07/23(月) 12:18:49.03 ID:wy3PFF5DO
その後、見事第一志望に合格した俺は、一人暮らしを始める旨を親父に伝えた。
勿論、桐乃が監視役でくることも。
案外簡単に親父の許しは取れて、俺達は今引っ越しの準備をしている。
もっともいくつかの条件は付けられたのだが。
一つ、桐乃は週に2日は実家に帰ってくること。
一つ、部屋は親父が決めたところにすること。
一つ、家賃は基本親持ちだが、生活費は自分で工面すること(仕送り含む)
まあ実際これくらいならなんの制約でもない。
むしろ部屋を探す手間が省けて大助かりだ。
「兄貴ー、コレクション持ってっていい?」
「週に何日かは実家に戻るんだから、そのまま隠しとけ」
「えー?」
不満そうな声を上げながら、桐乃が渋々コレクションを押し入れへとしまいに行く。
「でもゲームは持ってっていいでしょ?」
「俺のPCにインストールしとけ。こないだ4Gの外付け買ったからそっちに」
極力持っていくものは少なくしておきたい。
そうでなくても桐乃の衣服だけですでにキャパオーバーなんだから。
※
「しかしお前も物好きだよなあ」
仕度も粗方片付いて、今は俺の部屋で寛いでいる。
仕事上がりの親父が車を回してくれれば、新生活の第一歩だ。
「え?な、なにが?」
缶コーヒーを飲みながらベッドに腰掛けていた桐乃が俺の言葉に反応する。
「ああ。俺と一緒に住むなんてさ、物好きだって言ったの」
「そ、そんなこと・・・」
言葉を濁しつつ、缶コーヒーへとまた向かう桐乃。
その顔が赤いのは照れくささと感謝かもしれない。
「ま、気持ちはわかるよ」
俺はこの間と同じことを言って、いすの背もたれに体重をかけた。
桐乃はチラチラとこちらを見ながらはにかむように笑っている。
まったく、そんなに嬉しいかね?
ま、嬉しいか。
「門限のない生活ってのは嬉しいよな」
「・・・・・・・・え?」
あれ?
一瞬桐乃の動きが止まったぞ?
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