過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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或る分岐点 秋美ルート
◆ebJORrWVuo
[sage saga]
2012/09/15(土) 13:09:21.18 ID:cRjnl64vP
俺は高坂京介。中学三年生で、クラス委員をやっていて超絶ハイパーな男子中学生だ。
色々な難題を片付けながら日々修行を積んでいる俺が、今挑んでる問題。
それは、登校拒否児に登校させること。
無論、これが難しい問題であることは分かっている。なんせ大人の先生でも出来なかったことだ。
だからそう簡単に行くとは思っていない。というか、だからこそだ。
そういう無理難題だからこそ、これをこなしたら俺はめっちゃスゲーって事になる。
なのでやる気は充分。
朝早く、妹に起こして貰って俺は、その登校拒否児の家に来ているというわけだ。
「…………相変わらず、でけえ家だな」
ピンポーン。
表札に書かれた「櫻井」という文字を確認しながら、俺はインターホンを鳴らす。
今はまだ朝の七時。この時間ならゲーセンに行っているという事も無いだろう。
…………。
しかし俺の予想に反して、誰でも出ない。
まさかあの女、学校に行くよりも早くに起きてゲーセンに通ってるのか?
それにしたって、親とか他の人が居そうなもんだが……。
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン――。
怒涛の連射を行なってみる。
…………。
しかし、応答なし。
「…………」
裏に回ってみるか。もしかしたら、ベランダが開いてるかもしんねーしな。
キョロキョロと周囲を確認。よし、誰も居ない。
ささっと、素早い身のこなしで、門の中に入り、家の裏へと回る。
確か不法侵入になるんだっけかなー、言い訳を考えとくかと、思いつつ、ベランダをチェック。
……見た感じ、鍵が掛かってそうだな。
トイレの窓っぽいのも確認。しっかり掛かってやがる。
どうやらこの家の住人はそれなりにしっかりものらしいな。
だが……と俺は上を見る。
そこには二階のベランダがあり、……そして締め忘れたのか若干開いている事が見える。
二階の住人は、それなりに間が抜けているらしい。
ちょうどいい感じの位置に木が生えている事を確認。
これは、もう俺に侵入をしろという神の思し召しに違いない。
へいへい、仰せのままにってな。
悪ガキ時代にならした木のぼりテクニックを使って、難なく木を上り、枝の強度を確認する。
よし、充分だ。
そこから、目的の場所への距離を測る。問題ない距離だ。
俺は、そこから華麗に跳躍すると、目的の場所、つまりはベランダに着地を決めた。
ふっ、決まった……。
誰も見てないのが残念だ。今度からは写メでもスタンバっておくか……。
まあ、今回は不法侵入の証拠になっちゃうからやらないけどな。
さて、では入らせて頂くかね。
靴を脱ぎ、ベランダを開けて、そろーりと侵入。
そこは、散らかっている部屋だった。
錯乱している衣服、本、CD、ぬいぐるみ。
埃を被っているとかそういうわけではないので、掃除自体は定期的にされてるんだろうが、その度に散らかされているという感じか。
錯乱している衣服から、この部屋は女の部屋だという事が分かる。
……つか、下着が普通に散らかってるのはどうなんだ。
しかもこれ、洗いたてというか、脱ぎっぱなしのような……。
とと、不味い。雑念を抱くな。俺は俺のやるべき事をやらねえと。
なるべく下を見ないようにして、とりあえずこの部屋から出ようとドアを目指したところで――。
むぎゅ。
「うぐぅ……」
何か踏んだ。
「あん?」
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