過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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或る分岐点 秋美ルート
◆ebJORrWVuo
[sage saga]
2012/09/15(土) 13:10:37.69 ID:cRjnl64vP
「つーか、なんで高坂がここにいるんだよっ!」
「おまえを迎えにきたんだよ」
「え、ゲーセンに?」
「学校に決まってんだろーがっ!」
俺としては至極当然の主張を返したつもりだったのだが、櫻井にとっては予想外だったらしくて衝撃を受けた表情を浮かべた。
ゆっくりと俺の足から手を離していきながら、櫻井は言葉を返してくる。
「……こーさか、キミ、ウザいよ」
「うっせえな。ウザいって言われてもおまえを学校に連れて行くって決めたんだよ」
「それってあたしの為ってわけじゃないよね?」
「ああ」
自分の為だという事ぐらい、俺だって分かってる。
だが、だからこそ、俺は俺のやりたい事を信じる事が出来る。
ふっ、今の思考、格好良くね?
「……こーさか」
「なんだよ?」
「……おっぱい触らせてあげるから、帰ってくんない?」
「そこまでするほど学校行きたくねえの!?」
「うん」
断言かよ。どんだけ学校に行きたくねえんだ、こいつは。
櫻井は口を尖らせながら、ちらっ、と俺を見て言う。
「どう、この提案?」
「う、うーん」
俺は眉を潜めながら、ちらっ、と櫻井の胸を見る。
……触るっていってもな。こう、偽乳状態のボリュームがあれば、なあ?
「ん、キミ、どこ見てる……わ……け……?」
「おっぱい」
「にょあああああああああああっ!!」
どうやらようやく自分の格好に気付いたらしい。
シャツの前全開で、ダイビングなんて決めてたから余計にはだけて、片乳がデフォルトでオープンだった。
「おいおい、叫ぶなって。親が来たらどうすんだよ」
「あたしの親は出張中だから今居ないし!」
「それはいいことを聞いた」
「今悪い顔したーっ!!」
いちいちリアクション大きいな、こいつ。
つか胸を隠せよ、胸。
「で、おっぱいなんだが」
「このタイミングで話戻す!? 今、両親が居ない二人っきりの状態なんだよっ!?」
「…………」
……おまえこそこのタイミングでそんな状況説明するなよ。
普通に断ろうとしてたのに、な、なんだか意識しちゃうじゃんか。
つか誘ってるよな、これ、誘ってるよな?
「あ、あくまで、おっぱいだけだからねっ!?」
「…………」
「というか、なんで部屋に侵入してるわけ?」
「…………」
「よ、夜這い!?」
「……今は朝だぜ?」
「じゃ、じゃあ、朝這い?」
…………。
「……そうだと言ったら?」
「ま、マジで!?」
さっと、前を隠す櫻井。
だからシャツを閉じろっての。
シャツオープンで、前を腕で隠されても変にエロいからっ!
「あ、あのなあ……。コホン。いいか、もう俺たちは中学生なんだぜ?」
「う、うん」
「来年には高校生だ」
「そだね」
「そんな年齢の時に、おっぱい触っていいなんて冗談でも口に出すなっての! 滅茶苦茶魅力的な提案に聞こえちまうだろうが! つか誘惑しすぎ! どうなっても知んねえぞ!」
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