過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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774: ◆odaAq0EgoE[sage saga]
2012/09/18(火) 00:22:51.67 ID:bENp5PQDO

「・・・ばか・・・ばか、だよっ・・きみっはっ・・・」

ひっくひっくと喉をひきつらせながら、櫻井はそんなことを言ってくる。
おいおいひどいねえ、命の恩人に対して。

「た、のんで、ないっ!・・・あ、あんな・・・あんっなっ・・・!」

そこまで言って、櫻井は本格的にわんわんと泣きだした。
俺が目を覚ましたことで、それまで張りつめていたものが切れてしまったのだろう。
俺の頭を抱きしめて櫻井はしばらく泣き続けた。
・・・どうでもいいけどこの体勢、胸がもろにあたってるんだけどな・・・。
10分程も経っただろうか?
ようやく櫻井から解放された俺は、ほっと一息ついて胸をなでおろした。
言っておくが、断じてリヴァイアサンがヤバかったからとかではない。

「・・・落ち着いたか?」

俺の問いかけに、櫻井は無言で首肯する。
ちなみに体勢は膝枕のままである。
櫻井がこれだけはどうしても解放してくれなく、根負けして今に至る。
まあ心地良いからいいか。

「・・・やっぱバカだよ君・・・」
「なんだー?まーた同じ話に逆戻りかー?」

櫻井の膝に寝転がったまま、俺は体のあちこちを伸ばしたり曲げたりしている。
予想通り骨折はなし。
ヒビも・・・ないな。
打撲は・・・右肩と背中。
落ちた時に打ったか。
幸い動かすのに支障はなし・・・っと。
・・・まあ打ち身は、あとになった方が痛んでくるからまだ楽観はできないが・・・。
そこまで考えたところで、また顔に滴の感触。
おいおい、よく漏れる蛇口だねえ。



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