過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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917: ◆k4qYXRI5uY
2012/10/24(水) 01:33:42.09 ID:hjqbnE7P0

仕方ない、と麻奈実の家に行こうとすると、桐乃の奴が何故か知らんがキレだす。手に負えないとはこの事だ。
でも、限界だ。もう我慢なんてできねぇ。

こうなったら桐乃にバレないように出て行くしかあるまい。もしバレても知るか。これ以上我慢なんてできるかっての。

「よし、麻奈実ん家に行こう。絶対に涼しさを手に入れてやる。」

と、勢い良くベッドから起きると同時に桐乃が部屋に入って来た。

「………」
「どこに行こうってわけ?」

……キレてらっしゃる。
まさかこんなに早くに自分の行動を後悔するとは思わなんだぞ。

「いや、べつに?」
「どうせ地味子んとこにでも行こうとしてたんでしょ?」

誤魔化そうとするも、無駄だったようだ。一言で核心をついてきた。
だがこうなると俺も段々と冷静じゃなくなってくる。暑いせいで脳が茹だっていたことも原因の一つだろう。

「……そうだよ」

とうとう、俺はキレた。こんな理不尽があってなるものか。

「そうだよ、俺は麻奈実ん家に行こうとしてたよ、何か悪いか?」
「べっつにぃ? そんなに毎日イチャつきたいんだ、キッモ」
「ちげぇよ、お前俺の部屋に来た時なにも思わなかったのか? 俺はお前と違ってクーラーなんて上等なもんは部屋にねぇんだよ、だから涼みに行ってくるだけだっつの」

俺はそう一気にまくし立てると、桐乃の横を通って部屋を出ようとする。するとどうだろうか、桐乃の奴が鼻で笑ってきやがったではないか。
ムッとする。
振り返って桐乃を見ると、桐乃もこちらを見ていて目が合う。


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