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過去ログ - あなた「聖杯戦争？」

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647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[age saga]
2012/07/27(金) 00:51:45.82 ID:xf2wIbPAO
真っ直ぐな回路。

私を先頭に、アサシンが続きバゼットが最後を行く。

歩きながら、アサシンは私に一方的に語りかける。

アサシン「マスター……やっと終わりだな」

私とバゼットは、聞くのみだ。

アサシン「マスターは、私の私見ではあるのだが、人に創られた生命でありながら誰よりも人間らしかったと思う」

アサシン「初めて会った日、マスターが慎二の作品だと知って、その最期を見届けるつもりで私はマスターのサーヴァントになった」

軽く失礼な事をアサシンは言う。

アサシン「だがマスター、マスターは私と自分を信じて此処まで来た。それは……私にとって誇らしい」

アサシンから誉められると恥ずかしい。

アサシン「マスターのおかげで、私はある決断をした」

アサシンは少し間を置き、言う。

アサシン「私は、厩戸皇子であると同時に、聖徳太子であることを誇ろうと思う」

それは……彼の願いの否定。

アサシン「シモ・ヘイへ、岡本太郎、イシュタル、ニャルラトホテップ、水子、キリスト、尼子経久……そして、マスター」

アサシン「これらの出逢いが私を変えた。誇ろう、私は私の虚飾を誇る」

恐らく、アサシンは晴れやかな顔だ。

彼には、もう迷いはない。

アサシン「ありがとう、マスター。さぁ、今こそマスターに聖杯を……」

光が見える。

聖杯の在処……さぁ、聖杯戦争の幕を下ろそう。

私たちは光に吸い込まれる。

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