過去ログ - 涅マユリ「椎名・・・まゆり・・・?」
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281:1 [saga]
2012/08/12(日) 00:34:50.01 ID:ooeE4tgL0
>>263 の本当の文章は下です。



〜β世界線〜

どのくらいの時間が経っただろうか。

何カ月、何年、何十年。もうわからない。

涅マユリはこの世界に一人座り込む。

こんな世界でも陽は昇り、沈んでいく。

風も吹き、雨も降る。

だが生命がいない。微生物さえ存在しない。

この世界の構造物を侵食するのは、太陽の光と雨風くらいか。

ふと頭をよぎる。いや、もう何度も思ったことだ。

涅マユリ「この世界に観測者が私一人ならば、私が死んだら世界は存在できるのか?」

憎い敵に一矢報いたような気分になる。

涅マユリ「私が死んで消えたら、この世界に観測者はいなくなる。誰にも観測されないものは、無いのと同じ・・・。」

実行に移す。

涅マユリは斬魄刀を抜き、自分の喉に当てる。

涅マユリ「さようなら。この世界。」

涅マユリ「死ね世界。死ね私。」

涅マユリは自分の首を刀で突き刺した。

涅マユリ「・・・あ゛・・・あ゛ぁ・・・」

涅マユリの首から大量の血が噴き出す。

涅マユリは次に自分の胸を何度も突き刺した。

常人には不可能なほど、何度も、何度も、何度も。

倒れこむ涅マユリ。

血が水溜りのようになっている。



(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しにたくない・・・)


力を振り絞り、補肉剤を胸と喉に打つ。

涅マユリ「・・・・ッハァ・・・ッハァ・・・ッハァ・・・」

死ねない。死にたくない。

最後の最後で、そう思ってしまう。

もう見えなくなった右目から血涙が流れる。



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