過去ログ - 涅マユリ「椎名・・・まゆり・・・?」
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2012/07/16(月) 20:10:51.67 ID:7HKj3xy20
ネム「マユリ様?」

涅マユリ「何だネ?」

ネム「・・・愛情や恋愛とは、くだらないものなのでしょうか?」
それは涅マユリにとってあまりに突然で予想外の質問だった。

涅マユリ「・・・愚問だネ。」

ネム「・・・。」

涅マユリ「恋愛など、所詮は生殖のためのお相手探しじゃないかネ。くだらない、じつにくだらないことだヨ。」

ネムには何か別に言いたいことがあるように思えた。が、それが何なのか涅マユリにはわからない。涅マユリはとりあえず持論を展開する。

涅マユリ「愛情もそうだヨ。所詮自分の遺伝子を後世に残すための本能でしかない。どちらも本能に支配されているだけだヨ。そんなものに支配された自分に、自分というものは本当にあるのかネ?」

ネムは黙って聞いている。

涅マユリ「仮に・・・本能ではない愛、というモノが本当にあるとして、そんなもの吹けば飛ぶようなものじゃないかネ。」

涅マユリ「仮に百万回『愛してる』と言ったところで、たった一回『さようなら』と言われてしまえば、その仮に百万回の『愛してる』は全て無かったことになってしまうヨ。」

涅マユリ「徒労だネ。実にくだらない。」

それを聞いて、ネムは本当に聞きたい質問をする。

ネム「ではマユリ様。マユリ様は何故私を作ったのでしょうか?」

どうしたものか。天才、涅マユリが答えに詰まる。

涅マユリ「・・・・・・・。愚問だネ。」

それが涅マユリの精いっぱいの回答だった。



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