過去ログ - 小鷹「安価で友達作る」 2
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3: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/07/15(日) 17:58:07.28 ID:arZspdAto

【夕方・羽瀬川家】

それから俺と理科は小鳩の「鉄(くろがね)の死霊術師(ネクロマンサー)」というゲームをやった。
さすがに理科のゲームの腕前は大したものであり、俺はほとんど勝てなかった。
俺も結構小鳩に付き合わされたりしてたから、ちょっとは自信あったんだけどなぁ。

そうこうしている内に。

「ククク、今帰ったぞ我が眷属よ」

俺の妹、羽瀬川小鳩がリビングにやってきた。
その時俺は、理科とゲームの真っ最中なわけで。
二人で仲良さそうに並んでソファーに座っているわけで。


「あんちゃん!!!!!」


小鳩の大声が部屋中に響き渡る。
それに俺も理科も飛び上がる。

「お、おう!? どうした小鳩!」

「あっ、お邪魔してます。えーと、もしかして、妹さん?」

「おう」

「……先輩の妹がこんなに可愛いわけがない」

「し、失礼だな! そりゃ小鳩は俺と違って母親似だけどさ……」

ここで理科は少し驚いた様子で、

「え……も、もしかして先輩……ハーフなんですか?」

「そうだよ。そういや言ってなかったな」

「じゃ、じゃあそのプリン頭も……
 理科、先輩の頭は高校デビューでもしようとして失敗した残念な結果だと思って黙っていたんですけど」

「地毛だ地毛!!」

「アニメじゃ赤髪とか青髪が地毛っていうのは珍しくないですけど、地毛がプリンっていうのは珍しいですね」

「プリン言うな!!」


「あ ん ち ゃ ん !!!!!」


ここでもう一度小鳩が大声をあげる。

「な、なんだよ小鳩」

「あんちゃん今停学中やろっ!! なんで女の人連れ込んどるんじゃ!!」

「……あー」

確かに、考えてみると色々とマズイのかもしれない。
何て言えば納得してくれるかな。

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