過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/17(火) 00:31:51.37 ID:JmGF+Vf80
血生臭い戦場と違って、外に出て気が緩んでいたのかもしれない。
もっと気を引き締めなければ、と反省しているとおずおずといった様子で少女が話しかけてきた。

「あの……本当に申し訳ありませんでした。大丈夫ですか? お怪我などは…」

「あぁ、大丈夫だって。心配すんな」

「とりあえず病院にいきましょう。歩けますか?」

「だから大丈夫だっての。しつけえぞ、大体俺は……ッ!?」

学園都市第二位の超能力者だぞ? と続けそうになってあわてて口を閉じる。
自分の情報を明かすべきではないと判断したからだ。相手が『表』の人間であるならなおさら何も知らないほうがいい。
垣根帝督は自らをクソッタレの外道だと自称するが、それでも暗部の中ではまだ人間味のあるほうだ。
敵対する者であっても小物は見逃すし、無関係な人間を巻き込まないよう配慮もする。

「俺は……何ですか?」

「いや……気にするな。それよりお前……」

だが情報を明かさなかった一番の理由は。
そして故意ではないとはいえ、いきなり能力をぶつけてきた少女を全く糾弾しない理由は。
先の攻撃の威力に、常盤台の制服、肩に少しかかるくらいのショートの栗色の髪。
目の前にいる少女は、探していた人物に酷似しているのだ。

「お前……超電磁砲か?」


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