過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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233: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/25(水) 01:04:08.24 ID:Qx8SU8E50
美琴はこの一方的な状況を打破すべく、光線が撃ち込まれたその瞬間に入れ違いのようにコインを弾いた。
超電磁砲。学園都市第三位たる彼女の代名詞でもある。
光線によって空いた穴に音速の三倍もの速度で超電磁砲が撃ち込まれ、轟音を立て巨大な穴を空けた。
その大穴の中を進んでいくと、女性二人の姿が見えた。
一人は長めの茶髪に明るい色のコートを着ている。
もう一人はジャージを着ているのだが、こちらの少女は何故か疲れ果てている様子で今にも倒れてしまいそうだ。

「滝壺、あんたはもういいわ。『体晶』の使いすぎよ。二人と一緒に下がってなさい」

「むぎの……。うん、分かった」

(体晶……?)

黒髪の少女の能力に関わる何かだろうか。
麦野と呼ばれた女性は滝壺という少女を下がらせると、美琴の目前に立った。
その立ち振る舞いは堂々としていて、そこらの能力者とは比較にならない気迫があった。
ニヤリと獰猛な獣のように笑って、言った。

「よう。久しぶりだなァ、超電磁砲」


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