過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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547: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:23:40.37 ID:/h7Do+830
「いつもならそうするんだけどね。タイミング悪く、貸し出し中だったのよ」

美琴が手に取った分厚い本を見つめながら上条が尋ねる。

「そんな本何に使うんだよ?」
以下略



548: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:24:39.47 ID:/h7Do+830
「学校の課題で、レポート書かなきゃいけないのよ!」

「どんな恐ろしいレポートだよ……」

「少なくともアンタは一生縁のないだろう内容よ」
以下略



549: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:32:18.39 ID:/h7Do+830
何冊か手に取った美琴は、それをカゴへと入れる。
店内に置かれているカゴで、本屋やスーパー等でよく見るようなものだ。
カゴを持った上条と、垣根と美琴はレジへと向かう。
誰が言い出したわけでもないのに、自然と上条が荷物持ちになっている点も注目だ。

以下略



550: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:33:50.45 ID:/h7Do+830
「上条さんに何を求めているのでせうか」

三人が喋りながら向かったのは一階だ。
このフロアには主に雑誌や漫画、ライトノベル、ゲーム攻略本などが置かれており、学生が多く集うフロアだ。
先ほどの三階のようなフロアは基本的に人が少ないのだが、ここは違う。
以下略



551: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:34:41.73 ID:/h7Do+830
「ん、なになに……『期待の新作、盲目のシェナ』。なんだこりゃ?」

「あ、それ地雷だからやめたほうがいいわよ。私読んだけど、もう訳が分からないもの」

「ちなみにどんな話なんだ?」
以下略



552: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:35:15.13 ID:/h7Do+830
「何それカオス」

「常識が通用しねえ……」

赤世という異世界はどうしたのか。そもそもジャンルは何なのか。
以下略



553: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:36:49.22 ID:/h7Do+830
「学園都市の外にはこれと似たような名前の有名作品があるらしいから、それはいつか読んでみたいわね」

「俺が買うのは普通の漫画ですよ?」

上条は買いたい漫画をカゴに入れ、今度は二階へと向かう……前に、
以下略



554: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:37:40.69 ID:/h7Do+830
「御坂は四階で買い物しといてくれよ。後で金渡すからさ。
あれだ、『三日で分かる現代建築と中世建築』ってやつ」

「アンタ建築なんて興味あるの……?
いや、まぁいいけどさ」
以下略



555: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:38:38.86 ID:/h7Do+830
「何の話だ?」

「御坂に頼んだ『三日で分かる現代建築と中世建築』。
あれ一八禁コーナーの入り口にあるんだよ」

以下略



556: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:39:26.01 ID:/h7Do+830
「見失っちまう。急ぐぞ上条」

「ちょ、ちょっと待ってくれ……!」

何だかんだ言いながらしっかりとついてくる上条。
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557: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/21(火) 15:40:03.10 ID:/h7Do+830
(気付いたか、御坂……
さあ、どうする? 近づかなければ本は取れないぜ?)

ニヤニヤしながら美琴の反応を楽しむ垣根。
やはり彼はサディストの気があるらしい。
以下略



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