過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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◆nPOJIMlY7U
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2012/08/26(日) 16:58:15.22 ID:FB3Gv2890
「今さらなのは分かってるけど、少しでも努力しなさいよ。
補修受けたくないでしょ?」
美琴が持っているのは垣根のと同じシリーズのもので、タイトルは『無能力者じゃちょっとキツい!? 数学基本編』。
突っ込みどころの多いタイトルだ。
以下略
586
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 16:59:10.02 ID:FB3Gv2890
「意味が分からん……」
「大能力者ならやる必要なしって売る気あんのか?」
「超能力者用はないのね……何故か残念だわ。」
以下略
587
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 16:59:38.53 ID:FB3Gv2890
「流石にそれは情けないわよ……
そうね、とりあえず英語だけでもやりなさい」
「なんで英語なんだ?」
以下略
588
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:00:14.70 ID:FB3Gv2890
美琴は上条に単語帳を手渡し、そう言った。
上条当麻は律儀な男である。女の子に奢られるという行為を良しとしないだろう。
そこで美琴が考えたのが、この代償行為である。
代金代わりにそれをやれ。普通ならこんなことを言ってもあまり効果は見込めないだろうが、相手は上条である。
繰り返すが、彼は律儀な男である。多少言われていることがむちゃくちゃであろうと、応えようとするだろう。
以下略
589
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:01:10.67 ID:FB3Gv2890
美琴の問いに二人は首を横に振った。
意外と長時間ここにいたようで、時間を確認してみるとおよそ五時三〇分。
今から帰れば完全下校時刻丁度に帰宅、という時間だ。
三人は『Water William』を後にし、それぞれ解散した。
上条はスーパーの特売に行くといってどこかへ走り去っていった。
以下略
590
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:01:45.98 ID:FB3Gv2890
「なあ遊ぼうぜぇ〜。固いこと言ってないでよ」
「あ…あの、その……こ、困ります……」
「可愛いなぁすっかり固くなっちゃって。
以下略
591
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:03:12.27 ID:FB3Gv2890
怯えきっている女の子と、それに絡んでいる三人のスキルアウト。
学園都市では大して珍しくもない光景だ。
いや、あそこまで頭がアレなスキルアウトは珍しいかもしれないが。
しかし見れば女の子は美琴と同じ常盤台の制服を着ている。
ということは確実にあの子は強能力者以上なのだが、抵抗している様子は見られない。
以下略
592
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:04:14.06 ID:FB3Gv2890
ここで垣根には二つの選択肢があった。
見捨てるか、助けるか。
いつもの垣根なら、考えることもなく即断即決で前者を選ぶだろう。
あの子がこれからどうなろうと、自分には一切関係ない。よってどうでもいい。
そう考えるのが垣根帝督だ。
以下略
593
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:05:21.47 ID:FB3Gv2890
「なんだぁテメェは? いきなり何してくれてんだコラァ!!」
「うっせえな。キャンキャン吠えるな鬱陶しい。
臭っせえ息撒き散らしてんじゃねえぞ。バイオハザードでも引き起こすつもりか」
以下略
594
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/08/26(日) 17:06:32.48 ID:FB3Gv2890
その言葉に激昂したスキルアウトが襲い掛かってくる。
一人が放ったパンチを後ろに跳んで回避し、空振ったその腕を左手で掴み思い切り手前へ引っ張る。
体重をこめたパンチをかわされ、前のめりになっていたところを引っ張られ、男はそのまま前方へ倒れ込む。
だが完全に倒れる前に、無防備に晒された男の頬を垣根が右の拳で思い切り殴り飛ばした。
以下略
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