過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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589: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:01:10.67 ID:FB3Gv2890
美琴の問いに二人は首を横に振った。
意外と長時間ここにいたようで、時間を確認してみるとおよそ五時三〇分。
今から帰れば完全下校時刻丁度に帰宅、という時間だ。
三人は『Water William』を後にし、それぞれ解散した。
上条はスーパーの特売に行くといってどこかへ走り去っていった。
以下略



590: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:01:45.98 ID:FB3Gv2890
「なあ遊ぼうぜぇ〜。固いこと言ってないでよ」

「あ…あの、その……こ、困ります……」

「可愛いなぁすっかり固くなっちゃって。
以下略



591: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:03:12.27 ID:FB3Gv2890
怯えきっている女の子と、それに絡んでいる三人のスキルアウト。
学園都市では大して珍しくもない光景だ。
いや、あそこまで頭がアレなスキルアウトは珍しいかもしれないが。
しかし見れば女の子は美琴と同じ常盤台の制服を着ている。
ということは確実にあの子は強能力者以上なのだが、抵抗している様子は見られない。
以下略



592: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:04:14.06 ID:FB3Gv2890
ここで垣根には二つの選択肢があった。
見捨てるか、助けるか。
いつもの垣根なら、考えることもなく即断即決で前者を選ぶだろう。
あの子がこれからどうなろうと、自分には一切関係ない。よってどうでもいい。
そう考えるのが垣根帝督だ。
以下略



593: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:05:21.47 ID:FB3Gv2890
「なんだぁテメェは? いきなり何してくれてんだコラァ!!」

「うっせえな。キャンキャン吠えるな鬱陶しい。
臭っせえ息撒き散らしてんじゃねえぞ。バイオハザードでも引き起こすつもりか」

以下略



594: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:06:32.48 ID:FB3Gv2890
その言葉に激昂したスキルアウトが襲い掛かってくる。
一人が放ったパンチを後ろに跳んで回避し、空振ったその腕を左手で掴み思い切り手前へ引っ張る。
体重をこめたパンチをかわされ、前のめりになっていたところを引っ張られ、男はそのまま前方へ倒れ込む。
だが完全に倒れる前に、無防備に晒された男の頬を垣根が右の拳で思い切り殴り飛ばした。

以下略



595: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:07:32.77 ID:FB3Gv2890
「足元がお留守だぜ、ってな」

倒れている男の腹を踏み潰すと、一瞬苦しそうな声をあげたがすぐに動かなくなった。
三人のスキルアウトは彼に能力を使わせることすら出来なかった。
垣根はその能力はもちろんだが、体術に関しても優れていた。
以下略



596: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:08:28.52 ID:FB3Gv2890
「あ、…あの……」

「ああ?」

スキルアウトに絡まれていた女の子がおずおすといった風に口を開いた。
以下略



597: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:08:56.37 ID:FB3Gv2890
「ああいいっていいって、そういうのは。
別にお前を助けたいと思ったわけじゃなく、あいつらが目障りだっただけだ。
目障りだからブッ飛ばした。そしたら結果的にお前が助かった。それだけだ」

そう言って背を向けて立ち去ろうとする垣根。
以下略



598: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:09:41.22 ID:FB3Gv2890




「お疲れ様」
以下略



599: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/08/26(日) 17:10:09.39 ID:FB3Gv2890

「ありがとね。湾内さんを助けてくれて」

「ん? 知り合いだったのか?」

以下略



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