過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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651: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:23:38.75 ID:Yxuein120
『何の用だ。仕事はないぞ』

大変不本意だが、聞けば誰だか即答できる程度に聞きなれた声が流れる。
土御門元春。『グループ』のブレインだ。

以下略



652: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:25:07.03 ID:Yxuein120
突然口調がおどけたものへと変わる。
仕事時とそうでない時で使い分けているようだが、この喋り方をされると一方通行は激しくイラッとする。

「その馬鹿口調は止めろ。そンでさっさと質問に答えろよ。
それとも体に聞いてやろォか?」
以下略



653: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:25:53.21 ID:Yxuein120
「……」

『……』

携帯越しの二人の間に沈黙が流れる。
以下略



654: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:26:32.65 ID:Yxuein120
『……そうか。ならいい。じゃあな』

一方通行が答える間もなくそこで通話は切断された。
携帯をポケットにしまい、再び息をつく。
分かっている。土御門に言われるまでもなく、分かっている、つもりだ。
以下略



655: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:27:14.85 ID:Yxuein120
今までも一方通行を責め立てる者は何人もいた。
「お前みたいな悪党に救いはない」「散々人を殺したくせに」。
こんな言葉は飽きるほどに聞かされた。
だがそうやって非難した者はその悉くが悪党だった。
その悉くが人殺しだった。その悉くが部外者だった。
以下略



656: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:27:48.41 ID:Yxuein120
ベランダから外の景色を眺める。
景色といっても今は深夜なので夜景というべきか。
いたるところがネオンでライトアップされ、幻想的な光景を創り出す。

科学の街、学園都市。
以下略



657: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:29:06.11 ID:Yxuein120





以下略



658: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:29:45.49 ID:Yxuein120
彼が優先したのは美琴の問題ではなく侵入者の方だった。
無論、前者についてもいずれケリをつける。だが後者はタイムリミットがあるかもしれないのだ。
冥土帰しが言っていた通り、今は妹達に影響はないがこれからどうなるかは分からない。
従って一方通行は侵入者を見つけ出すべく行動を始めたのだが……
何をすればいいか全く分からなかった。
以下略



659: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:30:29.27 ID:Yxuein120
学園都市上層部が絡んでいることは間違いない。
そこで一方通行は第一位の頭脳を活かし、クラッキングを試みた。
相当に深いところまで探りを入れた。
だが出てくるのは彼にとってどうでもいい情報ばかり。それにしたって機密レベルは最高クラスのものばかりなのだが。
どうやら彼の求めている情報は最上位機密らしく、どうやっても出てはこなかった。
以下略



660: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/01(土) 23:31:17.94 ID:Yxuein120
もう一つ、芳川桔梗に意見を求めるという選択肢。
芳川はあれでいて優秀な科学者だ。
『絶対能力進化計画』にも関わり、何より妹達の最終ロットである最終信号(ラストオーダー)に関する知識を持っている。
だが一方通行はこれも却下した。

以下略



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