過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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719: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:50:48.91 ID:WhvQRzrS0
どれほど待っただろうか。
一人の男子学生が診察室から出てきた。どうやら最後の患者だったようだ。
男子学生は一方通行を見て一瞬怯えたような表情を見せる。
無理も無い。一方通行の容姿や目つきは一般人には些か刺激が強すぎる。
逃げるように立ち去る男子学生には目もくれず、男子学生の出てきた部屋を見ると中には冥土帰し。
以下略



720: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:52:26.28 ID:WhvQRzrS0
「答えろ。何故第三次製造計画を知っていた。何故俺に黙っていた」

それを聞くと冥土帰しは若干表情を変えた、ように見えた。

「まず一つ目の質問だけどね?
以下略



721: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:52:56.65 ID:WhvQRzrS0
「会いたくて会ったンじゃねェよ」

「ああいう貸しを返させる様な真似は本当はしたくないんだけどね?
今回は事が事だからね。彼女たちのような立場の人に協力してもらえるのは心強いと思うよ?」

以下略



722: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:53:34.00 ID:WhvQRzrS0





以下略



723: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:54:08.35 ID:WhvQRzrS0
第三次製造計画を潰すという当面の目標はできたものの、具体的な情報は何もない。
首謀者は誰なのか。第三次を進めている研究所はどこなのか。
最初は土御門に頼ることに躊躇いを覚えていた一方通行だったが、今はなにふり構っていられなかった。
第三次製造計画を潰すチャンスは今なのだ。
本格始動するまでにはまだ幾分か時間に余裕があるようだが、手遅れになってからでは遅い。
以下略



724: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:56:01.89 ID:WhvQRzrS0
土御門はすぐに出た。

『一方通行か。丁度いい。仕事だ』

「……ハァ?」
以下略



725: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:56:36.62 ID:WhvQRzrS0
(なンだ……?)

電波状況に問題はない。
現に数秒前まで普通に通話できていたのだ。
それが唐突に切れたということは、答えは一つ。
以下略



726: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:57:07.88 ID:WhvQRzrS0
一方通行はいつでもチョーカーのスイッチを入れられるようにしながら、路地裏を更に進んだ。
いくら路地裏とはいえ、そこはまだ通りに程近い場所だったからだ。
ある程度進むと、比較的広い場所に出た。
二棟の廃ビルに挟まれたそこは非常に汚らしかった。近くには袋につめられたゴミも放置してある。
スキルアウトが好んで住家としそうな空間だ。
以下略



727: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/13(木) 23:57:58.40 ID:WhvQRzrS0
一方通行がそこに足を踏み入れた瞬間、敵が一斉に動き出した。
先回りしていたのか、廃ビルの中からいくつもの銃口を向けられる。
一方通行は裂けたような笑みを浮かべ、能力使用モードへと切り替える。
途端、ありとあらゆる方向から銃弾の嵐が彼の体を襲った。
彼が常人だったならば、ここで勝負は決していただろう。
以下略



728: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:00:55.72 ID:twxM9Fxb0
「ギャッハハハハハァ!!」

けれども、彼は常人ではなかった。
今の一方通行は全てを跳ね返す最強の超能力者なのだ。
放たれた銃弾の数々は彼の体表面から数ミリのところで悉く『反射』される。
以下略



729: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:01:36.42 ID:twxM9Fxb0
しかし、彼の突き出された左の掌底を受けたその男はあっさりと吹き飛ばされ、鉄骨に打ち付けられ気を失った。
一方通行はそこで電極を一旦通常モードに戻し、振り返りざまに拳銃を引き抜き一人、二人と確実に撃ち抜いていく。

廃ビルの屋上から狙っていた男は不意に吹いた異常な強風に足をとられ、そのまま地上へと落下する。
当然この風は一方通行が大気を掴みそのベクトルを操作して起こしたものだ。
以下略



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